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「紫耀のせいなんかじゃないよ。
ごめんね、心配かけちゃって。ほんとに気にしないで。
…まだ仕事終わってないからさ、切るね」
そう言って電話を切ろうとしたけど、紫耀が大きな声で引き止めてくる。
『あーっ、待って姉ちゃん！
…のんちゃんの事、助けてあげてよ』
「…助ける？」
『うん。ヤバいくらい最近元気ないしさ、落ち込んじゃって…年明けからツアー始まるし、先月から仕事立て込んでたからメンタルも体力もかなりきてると思う！
だからさ、その…』
「無理だよ。応えられないのに、思わせぶりな事できない。
それに私なんかいなくても、小瀧さんの周り女の子たくさんいるじゃん。その内忘れちゃうから」
『そんなこと言ってさ、ほんとにのんちゃんが他の女のモノになっても、姉ちゃん笑って済ませられるわけ？
絶対後悔するくせに、そうなったら遅いんだよ。
…のんちゃん、今夜クリパ合コンに誘ったけど体調悪いって帰ってったって流星くんが言ってた。
お見舞いに行ってあげたら？喜ぶから、絶対」
こんなに熱くなってる紫耀は何年ブリだろう。
数年離れて、一人で仕事をし始めて、強くなったんだね。
昔はフワフワしてるだけだったのに。
電話を切って、じっと考え込む。
時計を見ると23時半になろうかというところ。
ここから小瀧さんのお家は近いから
…そう思ったら、体が勝手に動いてた。
ーーーーーーーーーー
小瀧さんのマンションのすぐ近くにコンビニがあって、店舗外でクリスマスケーキを買った。
こんな時間にケーキなんか、アイドルが食べるかよって怒られちゃうかな。
もしかして、体調が悪いなんて合コンを断る口実で、誰か家に女の子がいるかもしれない。
一人だとしても、もう今更何しに来たんだって突っぱねられちゃうかも。
それでも
一目でも良いから、小瀧さんに会いたいって思ってしまった。
身勝手なのは自覚してる。
さっき紫耀から言われて、想像するだけで苦しくなったのは
他の女の子のモノになってしまうこと。
やっぱり、そんなの嫌だ。
手遅れになっていないように、祈りを込めてインターフォンを鳴らした。
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sakura - コードブルーファンですか？ (2020年1月25日 21時) (
レス) id: 7953d3d0df (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - きのはさん» ちょこちょことしか更新できていませんが、そう思ってくださる方がいて凄く嬉しいです。ありがとうございます♪続きもよろしくお願いします！ (2017年10月19日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ポチャ桐子さん» ドキドキする感じで想いを伝え合えるようにしたかったので、そう言ってもらえて嬉しいです♪続きもよろしくお願いします！ (2017年10月19日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - mikkyさん» 想いも通じて、でもまだまだドキドキは続きます！かな？もう少しお付き合い頂けると嬉しいです☆ (2017年10月19日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - Mayさん» 好き同士のすれ違いは切なくて、進展させてしまいました(^-^;クリスマスに両思いになれて良かったです♪ (2017年10月19日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2017年9月26日 17時
