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少し間があいて、言いにくそうに浅井さんは口を開いた。
「…あの、平野のお姉さんですよね？」
「…へっ！？
いや、いやいや、えっと…人違いです…」
「誤魔化しても無駄ですよ。さすがに、それは調べたら分かりますので。
内緒にされてるんですか？周りの方達には」
慌てふためく私と、それに呆れてる浅井さん。
そうだよね、事務所の方なんだからシラきれるわけないか。
「…すいません…。隠しておいた方が、色々都合良くて…。タレントの身内なのが知られると、仕事にも影響出そうだし」
「そうかもしれませんね。
安心してください、言い触らそうなんて思ってませんので。
…確認です、ただの。では、そろそろ失礼しますね」
「はい…あの、弟がいつもお世話になってます。今後もよろしくお願いします…」
「こちらこそ。弟さんには、とても期待しています」
とってつけたみたいな私の挨拶に、浅井さんは小さく微笑んで、メイク室から出ていった。
2ヶ月ぶりに帰ってきたドアラのボールペン。
戻ってきたけど、小瀧さんからじゃなかった。
一瞬でも期待した時期もあったのが恥ずかしいくらい。
はぁ、ってため息をついて時計を見るともうすぐ集合時間だ。
落ち込んでる場合じゃない、もうすぐ原山さんも来るし、モデルさん達も来るから。
ボールペンをカバンにしまいこんで、また準備を始めた。
「平野さーん、ごめんね一人で準備させて…
あれ、どうかした？なんか…暗い？」
「おはようございます。…いえ、何でもないです」
やばい。顔に出ないようにしなきゃ。
「まだ誰もいないから来ていいよ」
原山さんはドアの外へ向かって声をかけた。
そして、ひょこって顔を出したのは
「こんにちは、平野さん」
「あ……っ小瀧さん…っ！」
だてメガネをしてても分かる。
あの日と何も変わらない、かっこいい小瀧さんがそこにはいた。
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ゆい - ドアラかわいいですよね！！うちも大好きなんです笑 (2017年10月14日 23時) (
レス) id: 65aefc9b2f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» 弟もお姉ちゃんに幸せになって欲しいと思ってるはずなので！味方が一人でもいると、やっぱり心強いですよね♪ (2017年9月26日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - すっかり弟を味方につけたのね、小瀧くん。 (2017年9月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - こと美さん» はじめまして、嬉しいお言葉ありがとうございます！のんちゃんのキャラを受け入れてもらえて光栄です☆続きもよろしくお願いします(*^_^*) (2017年9月24日 10時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
こと美(プロフ) - 初めまして。毎日さくらさんの投稿を楽しみに占ツクを開いています(^ ^)！毎回毎回のんちゃんが可愛くてにやにやしちゃいます！これからも応援してますので頑張ってください！！ (2017年9月23日 16時) (レス) id: 559854b584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2017年9月6日 19時
