【ゴールデンカムイ】クノイチ (ページ9)

今日:17 hit、昨日:7 hit、合計:4,637 hit

8. ページ9

・

⁇「シンナキサラ！」

白「なに？」

杉「お前の耳が変だとよ」

『えへ、君も可愛いねお名前は？』

オソ「オソマ！」

『へぇオソマちゃん
Aと言いますよろしくねん』

___
__
_

伯父「ヨモギの葉も痛み止めになる
ウドの茎を煎じた汁で洗えば
化膿止めにもなるぞ

乾燥して保存してあるものを
誰か持ってるはずだ

頑張れよ
俺の友人にも第七師団で
日露戦争に行ったアイヌが何人かいる

お前たちの強さは聞いている
きっと良くなる」

アシ「鹿の肉もまだたくさんあるし
食事にしよう

鹿肉の鍋「ユクオハウ」だ
プクサキナとプクサも入れて栄養たっぷりだ」

杉「うんうんヒンナ！
鹿肉は煮込んでもヒンナだぜ！」

白「たしかにヒンナ」

『ヒンナすぎる…アシリパちゃん結婚しよう』

アシ「冗談はよせA…‼」

杉「(照れてる)」
白「(照れてるな)」
『(照れてるアシリパちゃんも可愛いわ…‼)』

アシ「そ、そんなことより…ｸｯｸｯｸｯ」

杉「どうした？」

アシ「杉元……またオソマ入れなきゃいいけど…」

杉「え？」

アシ「杉元……この鍋にまた……
オソマ入れなきゃいいけど……」

『オソマ…えっオソマ？
えっオソマちゃん…？えっ？』

白「オソマってうんこのことらしい
アシリパちゃん味噌のことをうんこだと
思っているんだよ…ｺｿ」

『あぁ…なるほど…
…ん？なるほど…？』

後日アイヌの子供には汚い名前を
つける事を知るAであった

杉「あ……ああ……味噌ね」

アシ「ええ～？またか杉元ぉ
お前……オソマ好きだなぁ～

杉元は本当にオソマが好きだなぁ？」

『(アシリパちゃん味噌が好きなんだなぁ)』

小熊「ｶﾞｰｯ」
白「いででででで
なにこれッ！？」

杉「白石の頭はなんか甘いのが
出てるのか？」

アシ「オソマおいしい」

杉「うんこじゃねえっつーの」

アシ「鮭のルイペだ
これは寒い時期しか食べられない」

杉「ルイペ？
ん、冷たい」

白「半分凍っていて不思議な食感だ」

『こんなお料理があるんだねぇ～』

杉「くちの中でとけて
トロトロになる
うまいッ！」

アシ「生の肉や魚を立木にぶら下げて
凍らせたものをルイペと呼ぶ

ルイペはとけた食べ物という意味なんだ」

白「なるほど寒い土地で生まれた
食べ方だから凍ってるのが基本なんだな」

『土地を利用した素晴らしい発想だね』