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白雪姫。3 ページ4

凍り付いた空気を溶かす様に船長はゴホンッと咳払いをする。
それに気付いた三人は船長に視線を戻した。
それを横目に見た後、船長はやっと本題に入れる事に安堵しながら話を始める。

内容は単純。三人は何故ハンターになりたいのか?__唯、それだけの内容。




「私は父さんが魅せられた仕事がどんなモノかやってみたくなったからかな?
それと、ある宝物を探してる…と、だけ言っておこうか」


「おい待てガキ!勝手に答えるんじゃねーぜ。協調性のねー奴だな」


「いいでしょ、理由を話す位」


「いーや、ダメだね。
オレは嫌な事は決闘してでもやらねェ」




頑固で面倒臭いな、とAが思ったのは秘密である。




「私もレオリオに同感だな」


「おい、お前年幾つだ。
人を呼び捨てにしてんじゃねーぞ」


「最もらしい嘘を吐いて嫌な質問を回避するのは容易い。
しかし、偽証は強欲と等しく最も恥ずべき行為だと私は考える」


「レオリオさんと訂正しろ!聞けコラ!!」


「かと言って初対面の人間の前で正直に告白するには、私の志望理由は私の内面に深く関わり過ぎている。
従って、この場で質問に答える事は出来ない」




後ろで騒ぐレオリオを完全に無視して話を続けるクラピカに、Aは尊敬の念を抱いた。




『これで女性だったらなぁ…』




と、考えるのも何時も通りである。




「ほーお、そうかい。
それじゃ、お前等も今直ぐこの船から降りな」


「何だと?」




突然の発言にレオリオ達は不審を抱き、状況把握を一瞬で行ったAは理解した。




『成程、ハンター資格試験は既に始まっていると考えた方が良いのか』

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るなるん(プロフ) - 好きです!続きをお恵みください!、 (2022年3月14日 16時) (レス) id: a73b6209c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫吹-シスイ- | 作成日時:2021年4月13日 1時

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