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それからポップコーンと飲み物を買った
西「やっぱ咲良も帽子とかマスクとかしておけばよかったかな」
貴「…やっぱり？」
いくら知名度はないといえ、少し無防備だったかも
西「俺もちょっと気抜いてたわ」
そんなことを話していると時間になっていたが
私たちは上映時間を少し過ぎて、暗くなるタイミングを見計らって中に入った
中はやはり真っ暗で少しの光があるくらい
顔がバレない分には良いが、歩くのにはちょっと大変で
西「ほら」
にっしーが手を繋いで引っ張ってくれた
椅子に着いた瞬間始まった映画
大画面で観れる作品に胸が高まった
こうやって好きな人が隣にいること
当たり前じゃないんだなって思える
横を向けばスクリーンの光に当たるにっしーがいて
西「ん？」
私の視線に気づいてこっちを見るにっしーがいて
貴「ううん」
それだけで幸せを感じた
映画も終盤
正直、こんなに切ない話だとは思わなかった
泣きそうになるのを必死に抑えるけど、やっぱり涙は溢れてしまって
メイクが落ちちゃう…なんて最初は気にしてたことも忘れていた
にっしーをチラッと見ると
貴「え…(笑)」
自分の涙が引くくらい
唇を震わせながら泣いていて
貴「大丈夫？」
心配になった
西「うぅ…ごめん…」
そう言って差し出したハンカチを受け取るにっしー
やっぱりにっしーは涙もろい
そして映画は終わりを迎えた
西「…行こう」
にっしーの手を取り、エンドロールが流れてる間に抜け出す
やっと明るいところに出ると、なんだかスッキリしていて
西「あーやべえ。こんなに泣くとは思わなかった」
目を真っ赤にしてそう言った
貴「感動したけど、良いお話だったね」
私もいつかはこんな大画面に映って見たいな
演技の勉強にもなったし、本当に観てよかったって思える作品だった
西「俺ちょっとトイレ。咲良も行く？」
貴「私は大丈夫。ここで待ってるね」
にっしーがいなくなった後に目に入ったのは、グッズ販売コーナー
暇つぶしにそこに立ち寄ると、今日観た作品の商品も売っていて
貴「…可愛い」
釘付けになった
結構色々あるんだな
そう思いながら商品を眺めていた時
「あの〜」
誰かに話しかけられて振り返ると、そこには2人の男性が立っていて
「もしかして、星咲良さんですか？」
バレてしまったようだ
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さくら(プロフ) - じゅんさん» 返信遅れてすみません。登場人物設定の欄にご自身のお名前を入れていただければ、じゅんさんの名前に変換されると思います！ (2018年7月27日 0時) (
レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 名前が咲良になってます！ (2018年7月21日 18時) (レス) id: d643f009f0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - Chopaさん» ご指摘ありがとうございます！全く気が付きませんでした。すぐに直します！ (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
Chopa(プロフ) - すみません、229番のお話からいきなり300番に飛んでますよ！ (2018年2月21日 5時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - くまさん» おめでとうございます！まだ受験残ってたんですね。後悔しないように頑張ってください！ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2017年12月24日 0時
