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西島side
残りのカット数が少なくなったドラマ撮影も、咲良がいないとやはり寂しくて
演技の時は大丈夫なのだが、休憩に入ると頭の中は咲良でいっぱいになる
今何してんのかな
授業ちゃんと受けてるかな
早く咲良とデートしてーな
そんなことばっかり
咲良がいないだけで、ここのスタジオがやけに静かに感じる
青「西島さん、どうしたんですか？なーんか、いつもと違いません？」
西「んなことねーよ」
今日も青木美玲としかシーンが被らないから、こいつも一緒だ
青「もしかして、咲良さんがいないからですか？」
西「そうかもな」
俺の返事は青木美玲にとって、かなり予想外のものだったらしく
青「えっ、なによ…私じゃ物足りない？」
急に取り乱したような、焦ってる様子だった
西「誰だと満たされるとか、そう言うことじゃなくて。咲良ちゃんはいい子だから一緒にいて楽しかったなって」
青「…そうかな？咲良ちゃん、そんなにいい子かしら？」
青木美玲のその言葉に、眉毛がピクリと動いた
西「何？なんかあんの？」
俺がそう言うと、ふふ。と笑って
青「咲良ちゃんはね、約束が守れない子なんですよ」
西「…約束？」
青「ちょっと、こっちに来てください」
そう言われるがまま青木美玲の後をついて行くと、急に誰もいない廊下で止まった
西「…なんだよ」
青「ここ、私と咲良ちゃんが約束をした場所」
約束ってなんだよ…
その時、俺の脳裏にバッとある記憶が戻ってきた
そう言えば、咲良は時計を壊されて青木美玲を追いかけて行った時、その時から様子がおかしかった
本人は否定してたからそれ以上は聞かなかったが、もしかしてその時に…
西「おいお前、もしかして咲良に何か吹き込んだろ」
青「…咲良？あれ、西島さんっていつも咲良ちゃんって呼んでませんでしたっけ？」
やっべ…いつも通りに呼んでしまった
西「いや、今のは…」
青「何で？」
俺が話すのを遮るようにそう言った
青「何であの子なんですか？」
目の奥に、何か抱えてるものがあるように見えた
青「…私、西島さんが好きなんです」
それはあまりにも唐突だった
西「うそだろ…」
青「嘘じゃありません！西島さんを振り返らすためなら、私…何だってします」
この言葉で、全部繋がった気がした
なんであんなに咲良を嫌な目に合わせていたか
…俺のせいだったんだ
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さくら(プロフ) - じゅんさん» 返信遅れてすみません。登場人物設定の欄にご自身のお名前を入れていただければ、じゅんさんの名前に変換されると思います！ (2018年7月27日 0時) (
レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 名前が咲良になってます！ (2018年7月21日 18時) (レス) id: d643f009f0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - Chopaさん» ご指摘ありがとうございます！全く気が付きませんでした。すぐに直します！ (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
Chopa(プロフ) - すみません、229番のお話からいきなり300番に飛んでますよ！ (2018年2月21日 5時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - くまさん» おめでとうございます！まだ受験残ってたんですね。後悔しないように頑張ってください！ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2017年12月24日 0時
