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西島side
咲良はもう少しでクランクアップだから、一緒に撮影できる回数が減っていくと思うと、やっぱり寂しくて
咲良の成長を間近で見れる喜びがあったからこそ、演技を一緒にできる時間を大事にしたいと思った
貴「この後もお仕事ですか？」
西「今日はこれだけだよ。だから少し早く帰れるけど、咲良ちゃんはもう終わり？」
貴「私は今日の分は全部撮り終わりました。だから先帰ってようかな」
西「えー、俺が終わるまで待っててよ」
今は青木美玲が一人で演技している
だから今は俺と咲良は一緒に居られるのだ
これが唯一の二人きりになれる時
幸せを噛みしめる
青木美玲がいると何も話せないのだ
咲良には本当に申し訳ないと思ってる
西「ほんと…ごめんな」
気づいたらそう言ってしまって居た
貴「え？何が？」
西「…いや。青木美玲のこと」
青木美玲は俺に近づいてくるが、俺はそれほど拒まない
拒否反応は出ているが、必死に我慢している
それは咲良を守るためだ
変に拒否すれば、標的が咲良に向くかもしれない
寧ろ俺と咲良との関係を怪しまれそうな気がした
だからあいつの機嫌を損ねないように、変に刺激させないようにしている
貴「…大丈夫ですよ。西島さんのこと信じてますし、ちゃんと分かってるつもりだから」
西「クランクアップまでの辛抱だな、お互いに」
でもたまに、これが咲良にとって良いことなのか分からなくなってくる
俺と青木美玲が一緒にいるのを見るのは辛いはずだから
でも咲良はそれを受け入れていれてるのかなって
貴「終わったみたい」
青木美玲のシーンが終わったらしく、いつものようにこっちに来た
青「西島さーん！私の今の演技見ました？」
西「うん、見てた」
嘘だ
本当は全然見てなかったし、興味もなかった
俺が見ていたのは咲良だけだ
青「えー、ほんと？私には咲良ちゃんと話しているように見えたけど！」
…こいつ演技に集中してねーのかよ
貴「話してましたけど、大した話じゃないですよ」
咲良も落ち着いて対応している
青「ふーん。まあいいけど。それより！明日ご飯食べに行きません？」
西「…俺と？」
青「もちろん！二人で！」
勘弁してほしい
西「いや、ちょっとそれは無理かな。ごめん」
青「えー…残念です」
そう言うと、青木美玲は咲良に耳打ちをした
けど俺にはそれが聞こえてたんだ
“前に約束したじゃん。もっと協力してくれないと困るんだけど”
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さくら(プロフ) - じゅんさん» 返信遅れてすみません。登場人物設定の欄にご自身のお名前を入れていただければ、じゅんさんの名前に変換されると思います！ (2018年7月27日 0時) (
レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 名前が咲良になってます！ (2018年7月21日 18時) (レス) id: d643f009f0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - Chopaさん» ご指摘ありがとうございます！全く気が付きませんでした。すぐに直します！ (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
Chopa(プロフ) - すみません、229番のお話からいきなり300番に飛んでますよ！ (2018年2月21日 5時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - くまさん» おめでとうございます！まだ受験残ってたんですね。後悔しないように頑張ってください！ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2017年12月24日 0時
