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貴「…西島さん」
目の前に立っているにっしーに向かってそう言った
西「気づいたらいなかったから。森田さんに聞いたら廊下にいるって」
にっしーは私の隣に座ってくれた
西「今日初めて会うね」
貴「そうですね」
私が他人行儀で話すから
西「2人の時くらい普通に話せって言ったやん」
貴「だって、誰かに見られてたら」
西「誰も来ねーよ(笑)まあ、来るとしたら俺に嫉妬してる咲良くらいかな」
なんて言うから
貴「…なんで分かったの？」
西「いや、流石にあんなに近くにいられたら嫌でしょ。って俺が言えることじゃないけど…」
2人の距離感は仕方ないと思ってる
主演の2人だし、仲良くやるのは良いことだと思うから
貴「仕方ないよね。一方的に行ってるのは美玲さんだもん」
自分に言い聞かせるように言った
私のわがままで2人に距離ができてしまうのは嫌だ
西「…俺もなるべく気をつけるから。一番は咲良だからな」
貴「…わかってるよ」
西「ふふ。咲良、あのね…？」
にっしーが急に明るい口調で話し始めた
西「このドラマの撮影も折り返し地点に入ったやん？」
貴「うん」
放送されてるのは1.2話だが、撮影はかなり進んでいる
西「クランクアップして、少し時間に余裕ができたら2人で出かけようよ」
あまりに予想しなかった言葉に驚いた
貴「え…いいの？」
西「俺らさ、デートっていうデートしたことないじゃん？してみてーなって思って」
にっしーがそんなこと言ってくれるから嬉しくて
貴「行きたい。行く！」
子供のように喜んだ
西「よかった。場所とかは俺が探しとくから、待っててな」
貴「楽しみにしてる！」
にっしーとの新たな約束ができた
不思議とさっきまでのモヤモヤは一気に吹き飛んでしまった
西「そろそろ始まりそうだし、戻ろっか」
にっしーにそう言われ、スタジオに戻った
しかし、何だか中はざわざわした様子で
貴「何かあったのかな…」
西「…なんだろう。どうしたんですか？」
にっしーの声に、人だかりの中心にいた美玲さんが振り返った
それもあまりにも泣きそうな顔で
その時、一目散にに私の目に入ったものがあった
貴「私の腕時計…」
西「え？」
美玲さんの手には、にっしーからもらった腕時計があった
撮影の時は、テーブルの上に置いておいたはず
青「咲良ちゃん…ごめんなさい！」
私の近くに来て謝る美玲さん
一体何が起きているの
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さくら(プロフ) - じゅんさん» 返信遅れてすみません。登場人物設定の欄にご自身のお名前を入れていただければ、じゅんさんの名前に変換されると思います！ (2018年7月27日 0時) (
レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 名前が咲良になってます！ (2018年7月21日 18時) (レス) id: d643f009f0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - Chopaさん» ご指摘ありがとうございます！全く気が付きませんでした。すぐに直します！ (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
Chopa(プロフ) - すみません、229番のお話からいきなり300番に飛んでますよ！ (2018年2月21日 5時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - くまさん» おめでとうございます！まだ受験残ってたんですね。後悔しないように頑張ってください！ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2017年12月24日 0時
