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貴「どうぞ上がってください」
青「…ありがとう」
貴「それで、話ってなんですか？」
地べたに座り込んだ美玲さん…いや、黒田美沙にそう聞く
青「実は…康太を好きになっちゃったの」
貴「え？お兄ちゃんを…？」
監「はいカットー！」
その監督の言葉に、緊張した空気から解き放たれる
ス「咲良ちゃん、日に日に演技上達してるね」
貴「ほんとですか？ありがとうございます！」
セットから出ると、話しかけてくれるスタッフさん
青「ほんとほんと！嫉妬しちゃうくらい」
この撮影を通して美玲さんとの距離もグッと近くなった
青「このドラマ、今放送されてるドラマの中でも視聴率上位なんだって！」
貴「え！そうなんですか？」
その言葉に鳥肌が立つほど今までにない喜びを感じた
青「咲良ちゃんがいい演技してるからだよ」
貴「いやいや、そんなことないです！美玲さんみたいになれるようにもっと頑張りたいです」
青「ふふ…そう？？」
美玲さんとそんなんことを話している時
ス「西島さん入られます！」
西「よろしくお願いしまーす」
にっしーが遅れて現場入りした
今日はAAAで撮影があるって言ってたから、そのままここに来たのだろう
青「あっ！西島さんだっ！」
そういうと、にっしーの所に行ってしまった
貴「はあ、またか…」
美玲さんはにっしーのことを気に入っているようで、すぐにっしーのもとへ行ってしまう
どの感情でしてるのか分かんないけど、私もああやって堂々とできたらいいなって思う
チラッとにっしーの方を見ると、美玲さんと楽しそうに話してて…
貴「…だめだだめだ」
気分を入れ替えるために一旦外の空気を吸おうと思い、マネージャーに告げて廊下に出た
次のカットを撮るまで時間もあるし、少しくらい良いよね
椅子に腰掛けてため息を吐く
最近はにっしーも仕事で忙しくて、なかなか家にいても会えない生活
それに、撮影現場で会えても美玲さんがずっとにっしーにくっついていて、それを見るたびにモヤモヤしてしまう
美玲さんが好きだからこそ、こんな自分が嫌になる
貴「今日だって初めて顔合わせたのに…」
にっしーが早く家を出たから、朝は会えなかったのだ
一番近いのに遠い存在に思えてくる
下を向いてそんなことを考えてるとなんだか視界が暗くなったと思い、顔を上げると
西「こんな所で何やってんの？」
にっしーがいた
にっしーの顔を見るだけで、声を聞くだけでこんなに安心する
本当貴方は魔法使いみたいだよ
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さくら(プロフ) - じゅんさん» 返信遅れてすみません。登場人物設定の欄にご自身のお名前を入れていただければ、じゅんさんの名前に変換されると思います！ (2018年7月27日 0時) (
レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 名前が咲良になってます！ (2018年7月21日 18時) (レス) id: d643f009f0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - Chopaさん» ご指摘ありがとうございます！全く気が付きませんでした。すぐに直します！ (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
Chopa(プロフ) - すみません、229番のお話からいきなり300番に飛んでますよ！ (2018年2月21日 5時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - くまさん» おめでとうございます！まだ受験残ってたんですね。後悔しないように頑張ってください！ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2017年12月24日 0時
