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順番でいうと空席の俳優さんの挨拶の番だが…
忘れていたが、私はその人の妹役なのだ
ス「前の仕事が押しててもうすぐ到着するみたいですが、先に青木さんの挨拶お願いします」
仕事が忙しい方なのだろうか
スタッフさんがそう言うと、その隣に座っていた青木美玲さんが立ち上がった
その動作だけでも、オーラが伝わって来た
青「主役の黒田美沙役を演じることになりました、青木美玲です」
そう言ってお辞儀すると今までにない拍手が湧き上がった
この人…相当すごい人なんだ
青「素敵な作品を一緒に作っていきましょう。よろしくお願いします」
短い挨拶だったが、それがこの人に合っていた
ス「ほとんどの方の挨拶が終わったので…」
スタッフさんがそう言いかけると、扉が空いた
？「すみません、遅れました！」
この人が主演の方だろう
帽子を深くかぶっていて顔が分からない
それでも私には分かった
その瞬間、心臓が大きな音を立てて騒ぎ始めた
いつも被っている帽子、私が好きな服装、そして腕にはお揃いの時計…
貴「なんで………」
今も身につけている同じ腕時計に触れながら、そう呟いた
私が好きな人を見間違える訳がない
帽子を取って話し始めた彼は
西「仕事が長引いてしまって、すみません。主役を演じる西島隆弘です。よろしくお願いします」
紛れもなく私の大好きな人だった
どういうこと…主演がにっしーだなんて聞いてない
混乱が解けぬ間に、個人による挨拶が始まった
森田さんと一緒に、共演者を回って挨拶をするが
貴「ねえ森田さん、なんで…？」
森「ごめんね咲良ちゃん。実は昨日知ったんだけど、西島さんに口止めされてて(笑)」
にっしーを見ると普段通りの様子で他の人と挨拶をしに回っている
その時主役の青木美玲さんがやって来た
青「こんにちはー！星咲良さんですよね。よろしくお願いしますね」
貴「よろしくお願いしますっ。私の名前覚えてくれたんですね」
さすが主役の方は違う
青「もちろん！可愛い名前だから覚えちゃった」
さっきの挨拶とは打って変わって、なんだか可愛らしい人なんだなと思った
とても魅力的な女性
青木美玲さんと話している時も、ついにっしーを目で追ってしまう
同じドラマに出ることくらい、話してくれればよかったのに
にっしーのことだから、どうせびっくりさせたかったんだろうな
そんなことを考えてる時、私は知る由もなかった
美玲さんが私の腕時計を見ていたことに
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さくら(プロフ) - じゅんさん» 返信遅れてすみません。登場人物設定の欄にご自身のお名前を入れていただければ、じゅんさんの名前に変換されると思います！ (2018年7月27日 0時) (
レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 名前が咲良になってます！ (2018年7月21日 18時) (レス) id: d643f009f0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - Chopaさん» ご指摘ありがとうございます！全く気が付きませんでした。すぐに直します！ (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
Chopa(プロフ) - すみません、229番のお話からいきなり300番に飛んでますよ！ (2018年2月21日 5時) (レス) id: 59b98c64bb (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - くまさん» おめでとうございます！まだ受験残ってたんですね。後悔しないように頑張ってください！ (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2796cb20f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2017年12月24日 0時
