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個室に向かうために通路の角を曲がった時
貴「…にっしー」
にっしーが腕組みをしながら壁に寄りかかって立っていた
西「トイレにしては遅いんじゃない？」
私に気づいたにっしーは顔を上げてそう言った
私は何も言えなくてただ黙っていると
西「與のところに行ってたんでしょ？」
貴「…うん」
少しの沈黙が流れる
貴「…真ちゃんに会った…？」
ここににっしーがいたということは、真ちゃんもここを通っただろう
西「会ったよ。…ほら、一緒に戻ろ」
にっしーはまるで真ちゃんの話はしないように…暗い顔をしている私に優しく微笑んだ
貴「…分かった」
そう行って2人で歩き出した
貴「……ねえにっしー」
西「んー？何？」
私の少し前を歩いているにっしーは振り返らずに返事をした
貴「真ちゃんのこと……」
西「うん？」
貴「……」
西「ねえA…」
そう言うと立ち止まってそこでやっとにっしーは振り返った
西「Aは何も心配しなくていいから。俺なら大丈夫だよ」
にっしーは全てを察しているようだった
そして私を安心させるかのように頭をぽんぽんと撫でた
西「俺らのことは俺らで解決するから」
今日真ちゃんが話してくれたこと
にっしーが全てを察していたこと
若干の必要条件は揃った
貴「…私、にっしーのことも真ちゃんのことも大好きだよ」
西「うん」
貴「それと同じで、にっしーも真ちゃんもお互いのこと好きでしょ」
西「…A」
貴「だから…大丈夫だよ」
上手く言葉がまとまらない…
でもにっしーも真ちゃんと同じで今まで辛かったはず
いろんな事情を何らかしらで知ってしまって…
でも何も言い出せない、そんなもどかしい気持ちでいっぱいだったんじゃないかな
西「A、ありがとね。
…よーし、早くみんなの所に行かないとお肉なくなっちゃうぞ！」
にっしーはそう言って先に行ってしまった
貴「あ、待ってー！」
お互いがお互いを思い合っていたからかな、なんて
私にはどうしようもできない事だ
何もできない立ち位置に立っているのかもしれない
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さくら(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！とても嬉しいです。続編の方はもう少しお待ちいただけると幸いです。 (2017年8月24日 22時) (
レス) id: 709ea4ae35 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - すんごい面白いです！続きがちょー楽しみです！！これからも頑張って下さい(´ω`) (2017年8月24日 21時) (レス) id: 1d5fa52824 (このIDを非表示/違反報告)
くま - はいっ!!! (2017年8月23日 23時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - くまさん» そうだったんですね。次は行けると良いですね！ (2017年8月23日 18時) (レス) id: 709ea4ae35 (このIDを非表示/違反報告)
くま - そうなんですね。行きません・・・行きたかったけどにっしーの誕生日公演を福岡でするんですよねー福岡住んでるから行きたかった (2017年8月23日 11時) (レス) id: 5b8f965164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2017年4月28日 19時
