第5話 ページ6
「なんやねんアイツ、勝手にどっか行きよるし....」
1人にされたヨシノは、木の下にうずくまり、ショウマの帰りを待った。
「“呪い”を解きたいって言うから一緒についてってあげとんのに....もぉ」
ヨシノはぷんぷんしながら、ショウマが行った方向をじっと見つめた。
(....早く帰ってこないかな)
ガサッ
近くで草と草が触れ合う音が聞こえた。
(ショウマ....?)
「やっと帰ってった....。ショウマ、自分勝手な行動やめてよね、ビックリしたやん....か....」
ヨシノはその人物を見た瞬間、自分の体温がスッと引いていくのが分かった。
目の前に現れたのは、ショウマでは無かった。
「あ....え....だ、だれ....」
その時ヨシノは突然、これからショウマと2人で会おうとしている“化け物”の特徴を思い出した。
【その1、少し黒が混じった血のような赤い目】
そいつは私の方へ向かって歩いてきている。足が震えて逃げる事が出来ない....。
【その2、底知れぬオーラを放っている】
その通り、そいつの回りだけ暗くなっているように見える。今は昼間だ。
そしてその化け物の最大の特徴
【その3、髪の毛が暗い緑色で、葉や花が咲いている。腕には血管がういている時もある】
全部合っていた。
そいつには、化け物の特徴が全部そろっていた。
ヨシノはその場に倒れ込んでしまった。震える足が体を支えきれなくなってしまったのだ。
「えっ....気絶させるつもりは無かったんだけどなぁ....」
ヨシノは化け物が発した言葉を最後に、意識を手放した。
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はなび(プロフ) - ドレ。さん» お祝いありがとう(?)ww私的には、今出てるキャラの中で本当のお兄さんが1番好きだからね、ばんばん話出してくよ☆本当のお兄さんのイメ画描いた時点で「アッ…このキャラ好きだわ///」ってなった私はいろんな意味で重症。頑張ります! (2015年8月3日 9時) (レス) id: 5824a9ef95 (このIDを非表示/違反報告)
はなび(プロフ) - 稲穂さん» あwごめん稲穂ww更新遅くてすまんな。ゼミで忙しいけど、前みたいに半年に1回投稿のペースではなくなるから安心してくださいなw(^-^;ありがとう稲穂さん! (2015年8月3日 9時) (レス) id: 5824a9ef95 (このIDを非表示/違反報告)
ドレ。(プロフ) - 更新、おめでとう(?)まさかの展開でビックリしました、本当のお兄さんの話を早く見たいです。頑張って下さい! (2015年8月2日 23時) (レス) id: 3345aec67e (このIDを非表示/違反報告)
稲穂 - なっΣ(・ω・ノ)ノ!はなびさんになったのかっ!黒柴で調べてもでてこなかったからおかしいなと思ったよ…。更新してくれて嬉しいな♪この小説の感想はまた今度書かせてもらいますね。ではでは (2015年8月2日 20時) (レス) id: 011ea2592c (このIDを非表示/違反報告)
稲穂 - そ、そうだったんだね(゚д゚)! (2015年2月2日 15時) (レス) id: b3f5a9e164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はなび | 作者ホームページ:http://hanana24
作成日時:2014年5月7日 21時