検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:14,770 hit

第5話 ページ6

「なんやねんアイツ、勝手にどっか行きよるし....」

1人にされたヨシノは、木の下にうずくまり、ショウマの帰りを待った。

「“呪い”を解きたいって言うから一緒についてってあげとんのに....もぉ」

ヨシノはぷんぷんしながら、ショウマが行った方向をじっと見つめた。

(....早く帰ってこないかな)


ガサッ


近くで草と草が触れ合う音が聞こえた。

(ショウマ....?)

「やっと帰ってった....。ショウマ、自分勝手な行動やめてよね、ビックリしたやん....か....」

ヨシノはその人物を見た瞬間、自分の体温がスッと引いていくのが分かった。

目の前に現れたのは、ショウマでは無かった。

「あ....え....だ、だれ....」

その時ヨシノは突然、これからショウマと2人で会おうとしている“化け物”の特徴を思い出した。


【その1、少し黒が混じった血のような赤い目】

そいつは私の方へ向かって歩いてきている。足が震えて逃げる事が出来ない....。


【その2、底知れぬオーラを放っている】

その通り、そいつの回りだけ暗くなっているように見える。今は昼間だ。



そしてその化け物の最大の特徴

【その3、髪の毛が暗い緑色で、葉や花が咲いている。腕には血管がういている時もある】


全部合っていた。

そいつには、化け物の特徴が全部そろっていた。


ヨシノはその場に倒れ込んでしまった。震える足が体を支えきれなくなってしまったのだ。


「えっ....気絶させるつもりは無かったんだけどなぁ....」


ヨシノは化け物が発した言葉を最後に、意識を手放した。

第6話→←第4話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 植物 , 化け物 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はなび(プロフ) - ドレ。さん» お祝いありがとう(?)ww私的には、今出てるキャラの中で本当のお兄さんが1番好きだからね、ばんばん話出してくよ☆本当のお兄さんのイメ画描いた時点で「アッ…このキャラ好きだわ///」ってなった私はいろんな意味で重症。頑張ります! (2015年8月3日 9時) (レス) id: 5824a9ef95 (このIDを非表示/違反報告)
はなび(プロフ) - 稲穂さん» あwごめん稲穂ww更新遅くてすまんな。ゼミで忙しいけど、前みたいに半年に1回投稿のペースではなくなるから安心してくださいなw(^-^;ありがとう稲穂さん! (2015年8月3日 9時) (レス) id: 5824a9ef95 (このIDを非表示/違反報告)
ドレ。(プロフ) - 更新、おめでとう(?)まさかの展開でビックリしました、本当のお兄さんの話を早く見たいです。頑張って下さい! (2015年8月2日 23時) (レス) id: 3345aec67e (このIDを非表示/違反報告)
稲穂 - なっΣ(・ω・ノ)ノ!はなびさんになったのかっ!黒柴で調べてもでてこなかったからおかしいなと思ったよ…。更新してくれて嬉しいな♪この小説の感想はまた今度書かせてもらいますね。ではでは (2015年8月2日 20時) (レス) id: 011ea2592c (このIDを非表示/違反報告)
稲穂 - そ、そうだったんだね(゚д゚)! (2015年2月2日 15時) (レス) id: b3f5a9e164 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はなび | 作者ホームページ:http://hanana24  
作成日時:2014年5月7日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。