あなたの為の命だから【ONEPIECE】 (ページ8)

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悩みページ8

『エース、ルフィは？』

「しるか」

食後また出かけたエースを追いかけていったルフィ。夕方に帰ってきたエースの後にルフィは居なかった

『...分かったわ。お昼の残りだけど今から作るから待ってて』

「ふん」

そっぽを向いてしまったエースの頭をワシワシと撫でて台所へ向かう

きっとエースの事だから容赦なくどこかに置いてきたかそれとも邪魔するような行動をしてルフィが対応しきれなかったのだろう

エースは確かに兄御肌という訳でもお兄ちゃんぶりたがっている訳でもない。しかも自分の出生のお陰で荒れ狂っている思春期男子だからルフィの事も邪険に扱うんだろうとは思っていた。でもここまでとはね

それにガープにこの事が知れたらと思うと気が重くなる。どう誤魔化そうかしらぁ、

____

「憎まれっ子世に憚るとはこの事だ！」

ふと聞こえたその言葉にダン、と包丁を強く叩きつけてしまう。いけないいけない、まな板が割れちゃうわ

「＂鬼の子＂だよ！！？政府が嗅ぎ付けてみなよ。私達がどんな目にあうと思う！！？」

『ダダンちゃん。もうお水にしましょう』

「あ゛っ」

なみなみと水をついだコップを手渡し代わりに飲んでいたお酒を奪い飲み干す

『飲みすぎよぅ』

ダダンちゃんは何だかんだ面倒見のいい姉御肌だがお酒を飲むと少々おいたがすぎるわね。そろそろ禁酒させた方がいいわ

きっと扉のすぐ向こうに居るであろうエースに思いを馳せる。きっとあの発言はエースを傷付けただろうから