21話 ページ22
『…零、ヒロ。ここは私たちに任せて!』
松「あぁ、姿を見せるわけにはいかねぇだろうし?」
伊「そのうち、高木や佐藤が来るだろうからな。」
降「……任せたよ。すまんヒロ、また肩を貸してくれないか。」
諸「うん。じゃあ、行こうゼロ…。」
降谷は諸伏にもたれかかると、その場を後にした。
_________
松「任せろとは言ったものの…この状況、どーするよ。」
伊「流石に爆弾のプロの松田でも厳しいか。」
松「あぁ、解体とかそーいうもんでもねぇからな。」
『なにか、止める方法を考えなきゃ…!!』
そうして、3人で考えてる時、遠くから少年の声が聞こえた。
コ「A刑事達!!3人も協力して!!」
『コナン君!?』
コ「このサッカーボールを大きく膨らませて、液体を堰き止めるんだ!!」
松「っ!坊主、その方法…!」
コ「だから、このサスペンダーを柱とかに巻き付けてきて!」
伊「わかった!行くぞお前ら!」
_________
Aは、吉田歩美とエレニカがいる高架近くにたどり着いた。
『遅くなってごめん!私も手伝うよ!』
歩「A刑事!!」
エ「あんたは…!」
『これを結ぶんですよね!』
2人に合流すると、サスペンダーを引っ張った。
柱に結びつけると、歩美は合図を出した。
広場の方を見ると、ボールがすごい勢いで膨らんでいるのがわかる。あれなら、確かに堰き止めることができそうだ。
そのとき、バキバキと嫌な音がして振り向く。
『柵が…!』
強い力に耐えられなかったのだろう。柵の固定が外れ、倒れそうになっていた。
ついに、音を立てて柵が折れた。サスペンダーを持っていた3人は弾き飛ばされた。
3人で持ち直して引っ張るが、サスペンダーはどんどん上に持ち上げられていく。
コナンが降りてきて引っ張るが状況は変わらない。
?「降谷さん!大丈夫ですか!?」
誰かが、そのサスペンダーの端を持ち引っ張った。
見上げるとそこには、高木と佐藤の姿があった。
『高木くん!佐藤ちゃん!』
それと同時に、鮮やかな液体の中に混ざる赤黒いものに気づいた。
『高木くん、それ…!』
佐「ひどいケガ…!!早く救急車を!」
高「ダメです!今ここを離れるわけには…これを抑えないと…!」
佐「…もう、わかったわよ!」
コナンのバッジに通信が入る。ここ以外のところも限界を迎えているらしい。
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星空ブリキ - わーしすこんd(これ以上言うと降谷さんに怒られるので言わないどきます) (2022年7月3日 12時) (レス) @page27 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - S丸さん» おけだす! (2022年6月19日 19時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - みみこさん» ありがとうございます〜!! (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - しゅるさん» こちらこそありがとうございました〜〜!!こんな感じでよろしかったですかね…?? (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - こういうの大好きです!!シスコン降谷さん最高! (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 2d0bd82d4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:S丸 | 作成日時:2022年5月22日 18時