１６話 ページ17
いよいよ、結婚式が始まった。
訓練時と同じように、パイプオルガンの音が流れ新郎新婦が入場する。違うのは、参列者の席に人がいないこと。
この教会内にいるのは神父に扮する白鳥と、柱の影に隠れている５人だけ。あとは外で待機していた。
そんな中、式は順調に進んでいき、次は指輪の交換…。
その時だった。扉が勢いよく開き、拳銃を構えた男女が入ってきた。
エ「プラーミャ！覚悟しろ！！」
隠れていた刑事たちは新郎新婦を守るべく前へ出た。
エ「動くな！子どもの頭が吹き飛ぶぞ！！」
さらに入ってきたのは、コナンを抱え拳銃を突きつけている男だった。
佐「コナン君！！」
エ「プラーミャの正体がわかった。そこの4人、今すぐ拳銃を捨て、そこをどけ。後ろの刑事は入り口を閉め、鍵をかけろ！」
Aたちは構えていた銃を床へ下ろすと、新郎新婦から離れた。
エレニカたちは銃口をこちらに向けたまま、バージンロードを進む。
エ「両手を上げろ。プラーミャ。」
村「なっ…！！」
目「何を言っている！彼は狙われている身だぞ！」
目暮が叫ぶと後ろを警戒していた男が発砲した。銃口を向けられた目暮は悔しそうに口を結んだ。
エ「動くな！新郎新婦２人ともだ。早く両手を上げろ。…どうした花嫁。お前も両手を上げるんだ。」
花嫁は、銃口を向けられてなお俯いたまま、手を挙げようとはしない。
村「待ってくれ！彼女は交通事故の後遺症で右肩が上がらないんだ！」
『交通事故…ですか。本当に？』
村「君までなんだ？！」
松「あいつらに撃たれたせいで右腕が上がんねぇんだろ。」
『それに、先ほど控室で、プラーミャは2人殺したと言ってましたけど、そのうちの１人…連続爆破犯の方の事件はまだ公表されてないんです。』
村「俺達の結婚式を万全の警備で守ってくれるんじゃなかったのか！？それなのに、こんなに簡単に侵入を許し、犯人扱いまでして…結婚式がメチャクチャだっ！！！」
『村中さん…』
村「すまない、クリスティーヌ。せっかくの晴れ舞台が…」
「ククククク………」
俯いたままだった花嫁…クリスティーヌは低い声で笑った。ベールの下に見える口元は醜く歪んでいた。
村中が指輪を持った手を近づけると、彼女は強い力で払い除けた。
その衝撃で指輪は村中の手から落ち地面を転がった。
プ「あぁ…うるさい、うるさい。まったく、ハエのような奴らだな、お前らは！！」
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星空ブリキ - わーしすこんd(これ以上言うと降谷さんに怒られるので言わないどきます) (2022年7月3日 12時) (
レス) @page27 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - S丸さん» おけだす！ (2022年6月19日 19時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - みみこさん» ありがとうございます〜！！ (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - しゅるさん» こちらこそありがとうございました〜〜！！こんな感じでよろしかったですかね…？？ (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - こういうの大好きです！！シスコン降谷さん最高！ (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 2d0bd82d4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S丸 | 作成日時：2022年5月22日 18時
