6話 ページ7
諸「眠ってはいるけど、松田が来て萩原はすっごく喜んでるだろうな。」
松「今日、来ないわけねーだろ。なんせ明日は、ハギの仇をとれる日なんだからな。待ってろよ、ハギ。」
そういうと松田は眠っている萩原の拳とこつんと手を合わせた。
『…じんぺーちゃん。なにがあっても、一人で突っ走らないでね?』
松「…あぁ、分かってるよ。」
______________
コ「それだけじゃないよね?
…その後何かあったんじゃない?爆弾に関係する事件が。」
伊「鋭いな…坊主。」
『どーして、そう思うの?』
コ「ちょっと調べたんだ。3年前、萩原さんの入院してる病院の近くで雑居ビルのガス漏れ騒ぎがあったって。」
降「君の推理どうりさ。あの日は…」
____________
お見舞いを済ませたAと松田は、降谷の車に乗り込んだ。
『送ってくれてありがとう零!』
松「駅で下ろしてくれ、そっからは自力で帰っから。」
降「悪いが送るのは駅の手前までだ。」
松「そういや諸伏と同じく、人目についちゃあいけねぇ立場だったな。」
Aが窓に目を向けると、何やら警官と市民が話しているところを見かけた。
『あれ…』
降「どうやら仕事のようだな刑事さん。」
松「ったく、なんて日だ!」
『いこ!じんぺーちゃん!』
Aと松田はすぐ車をおり、警官に話しかけた。
どうやら、雑居ビル内で暴れている人物がいると通報を受け駆けつけたらしい。
入り口には侵入禁止と書かれたバリケードのような柵が設置されている。
松田は警官を押しのけると、ビルの中へ入っていった。
降「A、松田と僕で中を見てくるから、一応ヒロと班長をここに呼んでくれないか。」
『わかった。』
後から追いついてきた降谷に頼まれ、Aはスマホで電話をかけた。
諸《もしもし?》
『ヒロ、今どこ?』
諸《駅まで歩いてるとこだけど…どうかした?》
『〇〇町のビルで、何か事件が起きてるみたい。急いでこっちまで来てくれないかな…』
諸《班長とすぐ向かう!》
電話を切り、2人の到着を待っていると、中からバタバタと大きな足音が聞こえた。
「Мне сказали показать это!Пропусти меня!(これを見せるように言われた!通してくれ!)」
『じんぺーちゃんの名刺…!?あ、ちょっと!!』
焦った様子の男は、Aと警官に一枚の紙を見せると声をかける間もなくどこかへ走り去っていった。
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星空ブリキ - わーしすこんd(これ以上言うと降谷さんに怒られるので言わないどきます) (2022年7月3日 12時) (レス) @page27 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - S丸さん» おけだす! (2022年6月19日 19時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - みみこさん» ありがとうございます〜!! (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
S丸(プロフ) - しゅるさん» こちらこそありがとうございました〜〜!!こんな感じでよろしかったですかね…?? (2022年6月19日 18時) (レス) id: a42ffbde28 (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - こういうの大好きです!!シスコン降谷さん最高! (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 2d0bd82d4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:S丸 | 作成日時:2022年5月22日 18時