ヒロインの仕事を断れないモブ〜番外編〜

雨雲り侑様リクエスト！！もし(名前)ちゃんが普段は温厚だけどストレスが溜まりに溜まると一気に口調が荒くなってきれたら...? ページ8

「おい！！マジでお前何様なんだよ！！ふっっっっざけんなこのクソビッチが！！」

Aが勢い良く桃花の右側にある白い壁をバァァンと叩く

そしてまるで白のペンキで塗られたように白い壁に、顔がすっぽり入れそうな大きな穴が開いていた

「えっ....？」

桃花は口を思わずあんぐりと開け、眼を何度もパチパチとしている

...まぁ何度も眼をパチパチしても現実は変わらないのだが...

桃花以外の探偵社員もAの予想外の行動に気を取られていた

「わぁあ！！！凄いです！！Aさん！！」

Aに対する恐怖で凍り付いた探偵社の空気を変えるかのように、賢治は明るい声で宝石を見ているかのような目で見ていた

だがそんな賢治に目もくれず、Aは桃花のデスクにあった桜色の黒ボールペンを強く握っていた

「てめぇが押し付けた仕事こっちはなぁ...目の下にくまができるほど頑張ってやっっっってんだよ！！！」

Aの右手に桜色のペンの破片が汗で張り付いており、焦げ茶色の床に黒色のペンのインクがたらたらと垂れていた

「えっ....でm」

「なんかあんなら言えや！！！このくっっっっっそ脳内お花畑野郎！！！次仕事を押し付けたらお前の私物全部燃やすぞ！！」

「うっうわぁぁぁぁぁぁん！！」

静かな探偵社に桃花の泣き声だけが響いていたのだった

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雨雲り侑様！！リクエスト有難う御座いました！！

「今日も絶賛猫かぶり」や「白衣1枚で隠す素顔」などいつも読んでいます！！

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