雨雲り侑様リクエスト!!もし(名前)ちゃんが遂にストレスで泣きながらキレたら? ページ16
「はぁ..マジでどうしよう...」
赤、黄、青など様々な色の傘が行き交っている商店街でAはただ立ち尽くしていた
Aが着ている半透明のレインコートには、大きな雨粒がポタポタとついていた
その時....
「あの...もしかして...『HSUNANTTAKOUGS』のシフォンケーキが買えなかったんですか?」
ぼーっと『HSUNANTTAKOUGS』の前でAが立ち尽くしていると、花柄の傘をさした女性が心配そうにAの顔を覗き込んでいた
「はい....そうなんですよね....」
Aは肩を更にガクンと落とし、前にいる女性に聞こえ無いように小さく『お詫びとして何か買ってきた方かるいいのかな....』と呟く
「...そうなんですね...じゃ...私が買ったの貴方にあげましょうか?」
「えっ....?」
Aは思わず驚きの声を上げる
そりゃそうだろう
『本当に1つ3万円もするシフォンケーキを軽々と貰っていいのだろうか?』という申し訳なさと、
『こんなにうまい話があるのだろうか?』という少し気味悪さをAは、ヒシヒシと感じていた
「............」
更に灰色の雲が覆い、雨が強く道路に叩きつけている中Aとお洒落な傘をさした女性には謎の沈黙が流れていた
「でも...申し訳無いですし....」
最初に数秒間の沈黙を破ったのはAだった。
だがAが花柄の傘をさした女性の目を見ながら、緊張で胸を高鳴らしていると.........
「私....間違えて2個もシフォンケーキ買っちゃたから1つあげますよ。気にしないで下さい」
なんと傘をさした女性はAに、『HSUNANTTAKOUGS』のロゴが書かれた白の光沢感のある袋を渡したのだった
「えっ....」
そしてAがあたふたとしているといつの間にかその女性は消え去っていたのだった
............................................
「只今帰りました...」
Aが息を切らし、ゆっくりと朽葉色のドアを開けると其処には....
「もう!!Aちゃん!!遅い!!」
ご立腹である探偵社の姫が立っていたのだった
流石に我慢の限界が来たのだろうか
「はぁ?黙れこのくそ女!!ぐずぐずうるさいんだよ!!」
遂にAがキレたのだった
雨雲り侑様リクエスト!!もし(名前)ちゃんが遂にストレスで泣きながらキレたら?→←雨雲り侑様リクエスト!!もし(名前)ちゃんが遂にストレスで泣きながらキレたら?
62人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かなこ - まる兄さん» コメント有難う御座います!!呪霊の巣箱に入れる...良いですね!! (2022年4月5日 17時) (レス) id: d700165243 (このIDを非表示/違反報告)
まる兄(プロフ) - 性格悪いヒロインは後で後悔と自滅する未来なのよね、ヒロインだからって甘えてばっかだと痛い目見るんだからね、呪霊の巣箱に入れてやりたい (2022年4月2日 0時) (レス) @page11 id: b4de3cad02 (このIDを非表示/違反報告)
(^8^) - ありがとうございます! (2022年3月22日 20時) (レス) id: 3b9a9b0474 (このIDを非表示/違反報告)
かなこ - (^8^)さん» 分かりました!! (2022年3月22日 15時) (レス) id: d700165243 (このIDを非表示/違反報告)
(^8^) - 日替わりの方でもありましたが… (2022年3月20日 16時) (レス) id: 3b9a9b0474 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かなこ | 作成日時:2022年2月19日 18時