ヒロインの仕事を断れないモブ〜番外編〜

(名前)ちゃんがもしズバズバ言う性格だったら ? 2 ページ2

(面倒くさいなぁ...いちいち．．)

Aは当たり前のことを言っただけなのにまるで赤ちゃんみたいにギャン泣きしている桃花に嫌気がさしてきていた

「あの．．．Aさん！！桃花ちゃんがこんなに困っているのでちょっとだけでも．．．」

白髪でAより頭一つ分ぐらい背が高い少年がAの顔色を伺っている

「えっ？私は確かに事務員ですよ?でも．．．事務員だからって暇じゃないんですよねぇ−」

Aは「いやこっちが困るんですけど？」と言っているような顔で敦たちを睨む

「じゃあもういいもん！！！Aちゃんなんて大嫌い！！！」

「そうですか...勝手にしてください。ちなみに私も貴方のことが大嫌いなのでご心配なく」

桃花はまるでリスがドングリを頬張っているように頬を膨らませ、足音をドンドンとたてながら自分のデスクに戻っていく

「おい！！！三宅！！流石にさっきのは言い過ぎじゃないか！！」

国木田がAに説教をしようとするが．．．

「では私お昼ご飯食べてきま−す」

Aはいたずらっ子のような笑顔を浮かべ探偵社を去っていたのだった

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