【実/況/者】出会いは画面の中で【ky】

#13＿＿＿折鶴 ページ14

…え？



『フジって…』



「…あ？そーだけど…

もしかして、気付いてなかったの？wwww」

『…敬語。

あと仕事に戻りなさい。』

「はいはいw」


今日もニヤニヤと笑う彼。




…とは違って、画面に集中している

「フジ」と呼ばれた彼を見る。



そう。

最終兵器俺達の「フジ」だ。




いつも動画ではサングラスにマスクだから、全然気付かなかった。



確か名前は、藤井 優。


キヨ君と同期なんだっけ。


今度からフジ君と呼ばせてもらおう。




キヨ君にフジ君がいるってことは…


もしかして、あの二人も？



……にしても…


『真面目だなぁ…』

「誰がですか？」

『っ！？』

「あ、どーも。」



そこに立っていたのは、同じくキヨ君、フジ君の同期の


平野 涼。



…もしかして…


『ねぇ、』

「はい」

『…もしかして、なんだけど…』

「…先輩って、あのましろさん、ですよね？」


『…そうだけど。あなたは、ヒラ君、よね？』



先を超されたような、


そのあとを追うような、


そんな気分だった。



「やっぱりましろさんかぁ


最終兵器俺達、ヒラです。


で、あっちにいるのがこーすけです。」


にこにこしながら言う、ヒラ君。


すごく冷静なのが、少し怖かった。




「あの、今日みんなで実況しません？」


そして唐突なお誘い。


『…いい、けど…』


少し怯えながら了承した、


次の瞬間、









「まじすか！！やったぁ！


じゃ、彼奴らに連絡しときますね！！」

突然、きらきらと目を輝かせて、

にっこりとした笑みから、満面の笑みになって、

落ち着いた声から、元気な声でそう言って、

自分のデスクへと戻って行った。









…え？？






＿＿＿＿＿＿


「…え？」で始まって「…え？？」で終わる

どうも折鶴です。

ジーフーとラーヒーの名前

ﾌｼﾞｲ ﾕｳ
藤井 優

ﾋﾗﾉ ﾘｮｳ
平野 涼





課長じゃないです((

ラーヒーの方です。

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