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工の気持ち ページ4
最初は、親切な女の子、それだけだった
けど、そんな気持ちは全くなくなっていって…
きっかけは、白布さんから聞いたAの昔の話
まぁ、よくある話
一年からレギュラーとして活躍していたAに嫉妬して先輩からイジメがあったらしい
暴力や、窃盗。悪口。
Aは、何をされても大丈夫だったらしいが、亡くなったお母さんの形見のペンダントを壊された時に全てが狂い、先輩たちの最期の試合あいつは出なかったらしい
そんな話を聞いて、俺はあいつを支えたいと思うようになった
セッターとして、自主練に付き合ってくれた
罰の部室掃除を手伝ってくれた
痴漢を捕まえてた
おばあちゃんに席を譲ってた
ものすごく小さなことが積み重なって、恋になり
やがて愛になった
最初はなんで俺の方を向いてくれないんだろう、そんなことばかり考えていたが今は、Aが幸せならそれでいい、隣にいるのが俺じゃなくても
そう思えるようになった
恋は、隣にいたいと思う気持ち
愛は、見返りを求めないもの
俺のこの気持ちは、きっと愛だ
A、大好きだよ お前が、誰を好きでも
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作者名：きゃらめるまきあーと | 作成日時：2021年8月8日 18時
