らくだい魔女と星のハーモニーpart３

ハルヤとナズナ ページ27

フウカside


長い山道を登ること三時間。


つらい。


三時間とかつらいぃぃっ！！！


ホウキでパパッと行こうとしたのに、ここは異世界だからちょっと無理があるみたい。


で、三時間歩く、という。


あああああキラぁぁぁっっ!!!!


足が、痛いぃぃぃぃぃぃ。


「ちょっと休憩しよ〜！」


あたしは、その場に座り込んだ。


すると。


「ガハハハハッ。弱っちぃ奴！」


「こら、ハルヤ。そんな事言ってはダメでしょう？」


真上から、男の子と女の子の声がした。


その瞬間、ふわりと２人が舞い降りて来た！


「え！？」


２人の少年少女…。


男の子は、黄色と茶色の交じった髪。


女の子は、黄緑色から緑色のグラデーションの髪。


年齢は、同じくらいだった。


「あ、あなたたちは？？」


「ん？？知りたいかっ！？」


男の子は、ニカッと笑うと、話しだした。


「オレはハルヤ！双子の兄を探しに来たんだ！」


「私は、ナズナ。ハルヤに巻き込まれた被害者だよ」


ナズナという女の子は、やれやれという風に肩をすくめた。


カリンは、ニコニコ笑うハルヤに問いかけた。


「ハルヤくん、双子のお兄さんってぇ？」


「ああ。サクっていうんだ！」


「サク…くん？」


「おう！おとなしい奴だぜ！」


ハルヤは「ガハハハハッ」と笑った。


「サクの力を狙っているんだ。それを助けに行こうとしたら、なぜかループだぜ」


「偶然、そばにいた私も巻き込まれてさぁ。」


ナズナは大きなため息をついた。


個性的な、２人だなぁ…！


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やっとこの２人を出せた！


この２人は、大きく関わってきますよ！……多分。

ちょっとやってみたかった番外編の短編集！その１０→←『頼れよ』

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