らくだい魔女と星のハーモニー

異変 ページ26

☆サイドキラ☆

「オレの好きな人は………








　お前しか、いないから」

えっーーーーーーーーーーーーーーーー。

カイトの好きな人は、あたししかいないーーーーーーーー？

ん？どういうこと！？

ちょっと待って。話を整理してみよう。


カイトは、好きな人が、いるんだよね。

で、その好きな人が、あたししかいない。

つまり。





カイトは、あたしが好きってことぉーーーーーーーーっ？








えっ。ええええっ！

ウソ、でしょ？

そーなの！？

今さっき、好きって気づいたのに、その好きな人に好きっていわれるなんて！

嬉しいのか、わかんない！

いや、嬉しいけどもっ！



……………………と、大パニックのあたし。


「…………………………なんか、返事ねーの？」

「えっ！？」

「オレは、お前が好きなんだけど？」

「ーーーーーーーーーーーーーーーーっ！」

あああああああ。恥ずかしいッ！

そう思いながら、うつむいた瞬間。


ドゴォーーーーーーーーーーーーーーーーンッ！

遠くの方で、音がした。


何？何の音！？

「あの音……、神殿の方から聞こえる！」

「えええっ！！？」

神殿………それは、フウカたちがいる方。

すると、体の中から、赤い光の球体と、青い球体が出てきた。

イフリートと、リヴァイアサンだ。

『悪魔だ。悪魔が目覚めてしまう！急がねば…』

イフリートは、ビュンビュン飛びまわる。

カイトは、ただあぜんとしていた。

「大変！早く、シヴァの所に、行かなきゃ！」

あたしは、カイトの手を引いて、走っていく。


お願い、みんな、無事でいてーーーーーーーーっ！

悪魔ジカルニド→←嬉しいことが、ありま〜す！　　　by作者

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