らくだい魔女と星のハーモニー (ページ23)

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気づいた気持ちページ23

☆サイドキラ☆

ねぇ、カイト。

あたし、気づいたよ。

自分の気持ちに………。

あたしのことを、ずっと支えてくれて。

いつも一緒にいてくれて。

ありがとう。

あたし、カイトのことがスッゴく。

ーーーーーーーーーーーーーーーー大好き。

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☆サイドカイト☆

「はぁっ、はぁっ……」

オレは走っていく。

森をぬけ、橋をとおり、泉をこえて………。

ついた所は、寒い森。

白い霧があり、とても寒い。

きっと今ごろ、チトセたちがオレを探している。

でも、いい。

すごい迷惑をかけているのも知っている。

オレは、キラを守ってみせる。

「キラ、キラー！どこだー？」

そう言うと、森の奥から、かすかに声が聞こえた。

「……………………カイト……？」

「キラ？！」

ガサガサ草をかき分けていく。

すると、キラが座り込んでいた。

「……カイト…………………………！？」

キラがホッと息をついた瞬間、オレはキラを抱きしめた。

「カイト………？」

「……………………………………………バカ」

ぎゅっと強く、抱きしめる。

もう、逃がさないから。

１人には、させないから。

「なんで、１人で抱え込むんだよ。…………忘れるなっつーの。…………………オレが、いるんだから」

「ーーーーーーーーうん」

「オレがそばにいるから。オレが、キラを支えるから……」

なぁ、キラ。

オレしか、いないだろ？

お前とずっと一緒にいれるヤツなんて。

だから。

伝えたい。

この、気持ち。

キラ。

「……………………………オレにしなよ」