telepathy ページ22
☆サイドキラ☆
サク、サク……
あたしは、森を歩く。
「リヴァイアサン、氷の洞窟は近い?」
『あと少しだな……』
「そう。ありがとう」
あたしは、氷の洞窟に向かっていた。
氷の洞窟…………。
それは、氷の召喚獣、シヴァがいる場所。
急がないと、魔法界が危ない。
そう思うと、自然と足が速くなる。
その時。
キーーーーーーーーン……
耳なりがして、声が聞こえた。
『キラ、キラ!………キラ!!』
この声ーーーーーーーー!!
「チトセくん……?」
『キラ!!聞こえるのかっ?』
「う、うん。なに、なんなの??」
あたしがそう言うと、チトセくんはため息をついた。
『みんな、心配しているよ。フウカも、ぼーっとしていた』
「ふふっ。チトセくんは、フウカのことよく見ているね」
そう言うと、チトセくんが無言になる。
今、絶対顔赤いんだろーなぁ〜。
『それはどーでもいいからっ!今、どこにいるんだ!?』
「えーっとね〜、氷の洞窟の前!」
『は!?』
「イフリートとリヴァイアサンを仲間にしたよ〜!今から、氷の召喚獣のシヴァを仲間にする!」
『もう、そんなにしたのかっ!?………ったく、カイトが心配してるぞ』
「えっ……」
カイトという名前を聞くと、妙にドキドキする。
変な感じ。
こんなの、初めて………。
『とりあえず、そこにいろ!行くからっ!』
「…………………それは、できないよ。」
『は…?』
「あたしは……、召喚獣に選ばれる者だよ?あたししか、できないの。」
『そりゃ、そうだけど……』
「あたしが、やるの。みんなが来たら、意味がないの。」
『…………』
「あたしは……。みんなが大好きなの。大好きだから……、そこにいて……」
『ーーーーーーーーカイトが、言ってた。キラなら、そう言うって。』
「ヘ?」
『カイトが、「オレはキラが大事だから、そばにいきたい」って。カイトも、キラと同じ気持ちな
んだよ』
「ーーーーーーーーカイトが?」
あたしが、大事……?
カイト。
そんなこと、言ってたの?
なんか、変なの。
ドキドキする。
気づいたよ?
あたし、あたしは……。
カイトのことが、…………………………………………好き。
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みかん(プロフ) - うん、どーいたしまして。 (2020年8月24日 17時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
山形みるく(プロフ) - みかんさん» あはは☆ありがとう♪ (2020年8月23日 19時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ホントのことじゃん! (2020年8月23日 15時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
山形みるく(プロフ) - みかんさん» そんなの照れちゃうよっ! (2020年8月23日 6時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - みるちゃん、やさし〜! (2020年8月22日 11時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
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