らくだい魔女と星のハーモニー (ページ16)

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神殿の女神ページ16

☆サイドフウカ☆

そんなこんなで、いよいよ出発。

目指した所は………………神殿！

神殿は、奥の奥にあり、すごい魔力を感じるから、そこが目的地。

しかし………

「疲れた！いつまで歩いていかないといけないの！？」

「フウカちゃん、仕方ないわよぉ。ホウキが出せないんだものぉ」

「誰か瞬間移動できる人っ！いないの！？」

「いるわけねーだろ!!」

あたし、カリン、キラ、カイトの順で騒ぐ。

なんでかって？

道が険しいからよ！

聖域は、神聖な所だから、ホウキは禁止らしくって………。

「でも、疲れるよ～」

みんながため息をついた時。

「見てぇ、あれ！」

カリンが大きな声を出した。

目の前には……

ーーーーーーーー金色の大きな神殿があった。

「ついたの…………っ？」

「大きいわねぇ………」

本当に、神聖な感じがして。

……………………………………圧倒される。

中に入って行くと、赤いじゅうたんがあった。

進んで行くと、大きな女神の象。

「きれい………」

キラがそうつぶやいた時。

カカカカーーーーーーーーーーーーーーーーッ

女神の象が、大きな光を出した！

中にうっすら見えるのは、美しい女の人ーーーーーーーー。

『ーーーーーーーーあなたたちはーーーーーーーー？』

透き通るような美しい声。

「あたしは、キラと申しますっ！あなたはーーーーーーーー？」

『私は、ここに封印された女神ーーーーーーーー。ここに来る魔法使いがいる、ということは

なにかあったのですか?魔法界に何がーーーーーーーー？』

キラは、かくかくしかじか、女神様に話した。

「女神様っ！どうか、お導きをーーーーーーーーっ！」

キラは、一生懸命頭を下げた。

あたしたちも、頭を下げる。

『キラよーーーーーーーー。あなたには、力があります。召喚獣に愛される、不思議な力がーーー

ーーーーーーーー。召喚獣を仲間につけなさい。そうすれば、光は見えてくるーーー』

「女神様っ！？女神様ーーーーーーーーっ！」

女神様は、キラキラと光の粉になって消えた。

キラはただ、うつむいていた。