らくだい魔女と星のハーモニー (ページ11)

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ドラゴンで絶叫ページ11

☆サイドフウカ☆

ゴオォーーーーーーーーッ

「いやあああぁぁぁぁぁっ！！！！！！！」

さて、問題です。

あたしたちは今、何をしているでしょうか！？

①ジェットコースター

②飛行機に乗っている

③扇風機で涼んでいる

正解は、３つのうち、どれにもあたってません。

正解は…………

「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーッ」

ドラゴンに乗っている、でした！

正解したかな～？

………………………じゃなくてっ！

あたしたち、なんでこんな状況なのよーーっ！！！

ーーーーーーーー数時間前にさかのぼる。

「リュー、ユミル、いるーーーーーーーー！？」

カレストリア学園新校舎の理事長室の前で大声をだすあたし。

ここは、黄の国の、カレストリア学園新校舎。

以前会った、リューとユミルに会いに来たんだ。

「いないなら返事してよーーーーーーーーっブッ!」

また大声をだした瞬間、ドアが開いて、あたしは顔面を強打した！

「ーーーーーーーーっ！！！！！」

「うるさいのはやめてほしいんですけど……って、あなたがたは、あの時の……」

顔をおさえて痛がるあたしと、それをスルーするユミル。

「フウカちゃん、大丈夫～？」

「フウカ！？しっかりして～」

唯一心配してくれたのは、カリンとキラの２人。

チトセはともかく、カイトまでスルーするなんてっ……

カイトを睨んでいるけど、カイトはおかまいなく、

「ドラゴンを借してほしいんだ。白の国に行きたいから」

と言う。

「ほう？白の国に？？」

ユミルは、白の国と聞いて、目を見開いた。

そりゃそうだ。

ユミルは、ユキちゃんに会いたいんだもんな……

ユキちゃんっていうのは、エルフの女の子。

ユミルに会いたくて、妖精の森からここまで来たんだ。

(↑詳しくは１３巻で★☆★)

なんで黄の国まで来たかというと、ドラゴンを借りるため。

白の国は、簡単には入れない。

そのため、ドラゴンを借りて、空から侵入する、ということだ。

「なるほど、ドラゴンで侵入、か…。仕方ない。貸し出しを許可する」

ーーーーーーーーというわけで、ドラゴンに乗っているの。

でも、ドラゴンになれてないあたしたちは、叫びまくる。

「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーッ」

こんなんじゃあ、命がいくつあってもたりないよーーーーーーーーっ！