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会わせてあげたい ページ10
それから１時間後――
「透子さんの嘘つき！３０分じゃなく１時間じゃん！」
透子「すみませんでした！！本当にすみません…っ」
「もう急いでいくよ！」
透子「えぇー待ってください！衣装返さないと」
「大丈夫！もうこれ買い取ったから！」
スタジオを出て
タクシーを拾うと急いでもらった
たぶん、私がユノに会えてない分透子さんも一緒で会えてない
電話ではやり取りしてるかもしれないけど、会うのはきっと今は立場上しないと思う
「――ほら！着いたよ！急いで降りてー」
もちろん、彼らがいるかどうかなんてわからない
透子「え、ちょっとAさっ！？ここは…ッ」
でももしも居たら
透子さんの異変も治まるかもと…
戸惑う透子さんの手を引っ張って高層マンションの中へ
彼らの部屋の番号を入力して誰か出るか待つ
二人はいつも絶対に声は出さず
モニタ画面から相手を確認してドアのロックを解除するか判断する。
透子「Aさんどうして！？こんなとこに来たらまた…っ」
「分かってるって。居るかどうかの確認だけだから」
ロックの解除音がして自動ドアが開いた
「誰かいるみたい♪ユノかもしれないよ？！」
透子「え…っ」
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作者名：ユル☆
| 作成日時：2018年3月15日 16時
