14話 ページ40
私はその後逃げるように自室へ帰った
メイドにお礼を言って、急いで部屋の扉を閉めた
メイドは不思議に思っていたかもしれない……でも、今の私はそんなことを気にしている暇はなかった
私はドアに背を預け、ズルズルと足の力を抜いて床にペタンと座った
そして膝を抱えてうずくまる
アーティ……この傷を見てすっごく驚いてた……
悪い子だってわかって嫌いになっちゃったかな……もう仲良くしてくれないのかな……？
目にじんわりと涙が溜まり、もうすぐ大粒の涙として床に落ちそうになった時、扉がノックされる音がした
私はビクッとして這い出るように立ち上がり、後ろを振り返り扉を見つめる
「ステイシア様、アビゲイル・オルドーラでございます。
入ってもよろしいですか？」
そこから聞こえてきた声は私もよく知っている声だった
私はその名前を聞くとホッと方の力を抜いた
なんだ……先生か……
あれ？今日は礼儀作法の授業だったっけ……？
準備しなくちゃ！
私はハッとして慌てて自分の勉強机の方へ行き、椅子に座った
年季のある椅子なのか、飛び乗ればギィっと木が軋む音がする
そして一つ深呼吸をしてから扉の方に声をかける
『はい、どうぞ』
扉が開くと、茶髪で高いところでお団子をし、メガネをかけている女性
そのメガネからは鋭い瞳が見える
私はゴクリと息を呑み、落ち着いて椅子を降りて、先生の前にドレスの裾を持ち上げてゆっくりお辞儀をした
『オルドーラ様、本日もお越しいただきありがとうございます』
私が丁寧にお辞儀をすれば先生はお辞儀をする私をジッと見下ろした
そしてすぐにニコッと微笑んだ
「合格ですわ、姫様」
そう言われてやっと肩の力を抜く
そして胸に手を当ててアビゲイルに微笑む
『ありがとうございます、オルドーラ先生』
「では、本日はそろそろデビュタントに向けた礼儀作法をお教えしますわ」
『デビュタント……？』
デビュタントって確か、14歳の令嬢令息の社交界デビューの日だよね？
すっごく今更だけど、私もデビュタントに出るんだ……
「はい、アタナシア様には
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美紅(プロフ) - 作原のアーティは夢主を虐待し虐げる毎日アランのタメ口する悪口して階段から突き落として魔は使えないゴミクズって笑ったマクミラン夫人は毎日躾して飽きてきた夢主は大嫌いだから役立たず恥晒す二十歳の成人式なったら幽閉されよとしたアーティが知ってる (3月30日 10時) (
レス) @page50 id: 1aabd9141a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ(プロフ) - 美紅さん» 楽しみにしててください☺️ (6月18日 22時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - クロードとアタナシアとか他はまだ設定していないかと思うかもしれない。でもシンデレラ系が好な暖かいストーリーや虐げるやイジメとか魔法使えない道具扱いって酷すぎる、姫様（夢主）を守ってあげて欲しい。 (6月18日 19時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ(プロフ) - 美紅さん» コメントありがとうございます (6月11日 0時) (レス) @page4 id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - ゆっきーぷさん» ああー、そういう事だね。まるでシンデレラストーリー見たい (6月11日 0時) (レス) @page35 id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年10月8日 23時
