6話 ページ17
その後、アーティは勉強をするようで私は一人でお父さんのところへ向かった
ﾌｨﾘｯｸｽ「執務室よりこちらのほうがいいでしょう。陛下にも許可を頂きましたし」
机の上には華やかなデザートがたくさん並んでいる
わぁ！デザートがたくさん！
シャーベットも！
私は目を輝かせていると、フィリックスさんが吹き出した
ﾌｨﾘｯｸｽ「はは、失礼しました。姫様があまりにも可愛らしいので」
私は恥ずかしさのあまり下を向いて膝の上でギュッと拳を握った
たった一度……床掃除ができただけで……
まだ笑っているフィリックスさんをお父さんはムスッとした表情で見つめる
昔読んだ本で、優秀な魔法使いは老化が遅く、年をとっても若いころの姿を維持できるって読んだことがある
もしかして、お父さんもそうなのかな？
ｸﾛｰﾄﾞ「フィリックス、近すぎる。後ろに10歩下がれ」
私とフィリックスさんが楽しく話をしていると、冷たい口調でそう言い放った
フィリックスはしょぼんとして大人しく下がった
私も少し寂しそうにフィリックスさんを見る
ｸﾛｰﾄﾞ「甘い物は好きか？」
『え？あ……はい！好きです……とっても……』
ｸﾛｰﾄﾞ「これじゃ足りないだろう」
お父さんがスッと指を動かすと、たちまち目の前にもっとたくさんのスイーツが並んだ
私はそれに手を伸ばしつつも、心配になってお父さんをチラッと見る
けれどお父さんは変わらず紅茶を味わっている
食べてもいいのかな？
『！！』
一口食べると、甘い風味が口いっぱいに広がりとてもおいしかった
私は食べる手が止まらず、どんどん食べてしまった
そして口をパンパンにする
『おいひぃれす……』
ﾌｨﾘｯｸｽ「……プハッ！」
私が感動しながら感想を伝えると、遠くのフィリックスさんが吹き出した
けれどすぐにコホンと咳払いをして「申し訳ありません」と一つ謝罪をする
するとしばらく沈黙になってしまう
私はあまりお父さんの顔を見れずに下を俯いていると、お父さんの視線が突き刺さる
気まずいと思われてるのかな？
本当のお父さんに会ったら言いたいことがいっぱいあったのに……
『あの……』
ﾌｨﾘｯｸｽ「陛下、そろそろお時間です」
ｸﾛｰﾄﾞ「ああ」
そう言ってお父さんは静かにフィリックスさんと共に立ち去って行ってしまった
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美紅(プロフ) - 作原のアーティは夢主を虐待し虐げる毎日アランのタメ口する悪口して階段から突き落として魔は使えないゴミクズって笑ったマクミラン夫人は毎日躾して飽きてきた夢主は大嫌いだから役立たず恥晒す二十歳の成人式なったら幽閉されよとしたアーティが知ってる (3月30日 10時) (
レス) @page50 id: 1aabd9141a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ(プロフ) - 美紅さん» 楽しみにしててください☺️ (6月18日 22時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - クロードとアタナシアとか他はまだ設定していないかと思うかもしれない。でもシンデレラ系が好な暖かいストーリーや虐げるやイジメとか魔法使えない道具扱いって酷すぎる、姫様（夢主）を守ってあげて欲しい。 (6月18日 19時) (レス) id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ(プロフ) - 美紅さん» コメントありがとうございます (6月11日 0時) (レス) @page4 id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - ゆっきーぷさん» ああー、そういう事だね。まるでシンデレラストーリー見たい (6月11日 0時) (レス) @page35 id: 2c9c8b9b13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年10月8日 23時
