5 ページ1
「リップスティックから
ルージュになった私…」
あれは放課後
教室に残って歌詞を書いていたとき
その時はデビューしたばかりにも
関わらず生意気にソロ曲を出してみたいな
なんて思って暇があるとずっと歌詞を書いていた
？「お前、一人で何やってんだ？」
ガラッと教室のドアが開く音がして
誰かが入ってきた
「あっ、グクあんにょーん仕事は？」
そこには午後から仕事だと言って
早退したグクがいた
JK「終わった、忘れ物したから取りに来た」
「あー、なるほどね」
返事をテキトー返して
また歌詞ノートにフレーズの
続きを書き込んでいると
グクは私の座っている席の
前の席の椅子を移動させて
私と向かい合うようにして座った
JK「何書いてるの？」
「歌詞」
グク「次の曲の？」
「それもあるけど、これはソロ曲のやつ」
JK「えっ、デビューしたばっかで
もうソロ曲出すの！？」
「あー違くて、ソロ曲をいつか出すでしょ
その時はように書いてるの」
「Aらしいね、歌詞見せてよ」
「う、うん。いいよ」
ちょっと恥ずかしいけど
グクになら見せてもいいかなとなんとなく思って
当時使っていた
鍵付きの手帳型淡い緑のノートを差し出した
JK「…」
無言で私の歌詞を読むグク
なんか裸見られてるみたいで恥ずかしい
グクがしばらく読んでいるのを
見ていると
JK「あっ、俺このフレーズ好き」
そう言ってページのフレーズを指先した
グクが指をさしたのは
私がついさっきがいたフレーズ
「リップスティックからルージュになった私」
だった
「それついさっき書いたやつ」
JK「えっ、マジで俺これが一番好き」
「そ、そう」
JK「うん、初めて見たけど
なんか心にグッときた」
誰かに書いてる途中の歌詞を見せるのは
グクが初めてだったし
こんなに褒めてくれたから
お世辞だとしてもとてもうれしかったのは
今でも覚えてる
JK「Aのソロデビュー楽しみにしてる」
グクが微笑みながら
そう言ってくれたのも未だに覚えてる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 257人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
otopoo0904(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました！ (2021年7月25日 23時) (
レス) id: a567ef49ff (このIDを非表示/違反報告)
kom0725pu(プロフ) - 確かに私も熱愛報道出して欲しい (2019年1月15日 22時) (レス) id: 7aef2a49fc (このIDを非表示/違反報告)
ぎょんペンギン - リクエストなんですけどジョングクと熱愛報道出して欲しいです (2019年1月15日 22時) (レス) id: 2b2848fe7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - そうして違反作品が増え、占ツクが無法地帯化している要因の一つにもなっています。ルールをきちんと理解し、皆が楽しく活動できる場所になるようご協力下さい (2018年11月19日 6時) (レス) id: 8fc3cc52e5 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい、オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年11月19日 6時) (レス) id: 8fc3cc52e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真白 | 作成日時：2018年11月19日 0時
