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上司とプレゼント3 ページ12

降谷さんの誕生日当日。
降谷さんにせがまれて買ったプレゼントとともに私はいつも通り登庁する。
自分のデスクについて上司のデスクを見るが今日はまだ登庁して来てない。
あの人は潜入調査もあるので登庁時間は決まっていないのだ。
ここ最近平和のようだし昼ぐらいには登庁してくるかなと思いながら自分の仕事を片付けることにした。


「・・・今日は来ないのかな?」

今日はここまで、と仕事を終えたのが20時。
結局今日は降谷さんが姿を表すことはなかった。
デスクに置いて帰ろうかと思ったが自分が誕生日ならそれは寂しすぎる。
誕生日はちゃんと会って言葉一つだけでもいいから祝ってほしい。
だったら今日渡してしまいたい。
ならばと、カバンを引っさげてオフィスを出た。



「ごめんなさい、安室さん今日は帰られたんですよ。」
「そうなんですね。」

ポアロによってみれば梓さんに伝えられた言葉に少なからず肩を落とす。

「どうかしたんですか?」
「この前借りた本をお返ししようと思ったんです。また日を改めます。」

そういって長居せずポアロを後にする。
梓さんは帰ったのが2時間前だという。
ポアロから公安のオフィスまでは30分ほど。
登庁してないところを見れば組織に呼び出しされた可能性が高い。
身を撹乱するため何箇所かコンドミニアムがあるがそこに行くのは得策ではない。

「念のため家に行くか。」

降谷さんの自宅は前伺ったから覚えている。
やるだけやっとかないと後が面倒だと言い聞かせて一旦自宅へ車を取りに向かった。




「・・・いるじゃん。」

車を飛ばし、マンションに着いて降谷さんの部屋であろう場所を見れば電気がついている。
エントランスで部屋番号を押す。
数コールの後入れと言われてエントランスドアが開く。
そのまま部屋の前まで歩いて行き部屋のインターホンを押す前に玄関が開いた。

「遅かったな、まぁ入れ。」
「いや、すぐに帰ります。」
「いいから入れ。」

ゴーウィングマイウェイの上司は拒否権を与えてくれない。
渋々お邪魔することにした。

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月詠(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!少し更新スピードが落ちてますが気長に待っていただければ幸いです。 (2019年11月29日 21時) (レス) id: a4fc351ca6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年11月16日 0時) (レス) id: fb97b4034b (このIDを非表示/違反報告)
月詠(プロフ) - まよさん» 初めまして。ありがとうございます!すごく励みになります。気長にお付き合いくださいませ。 (2019年9月27日 17時) (レス) id: c30e1cbeb8 (このIDを非表示/違反報告)
まよ(プロフ) - 初めまして(^^)すごい面白くて夢中で読んでます!更新楽しみにしてます! (2019年9月26日 12時) (レス) id: f3e2704753 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月詠 | 作成日時:2019年9月13日 17時

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