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上司はサーブを譲る1 ページ40

「A。」
「・・・ひっつ。」

給湯室でカップラーメンにお湯を注いでいた手元が狂った。
気配なく私の後ろに立って耳元で囁くのはパワハラセクハラ変態上司だ。
海の一件以来誰もいないところで下の名前で呼ばれることが多くなった。
私の反応を見て楽しんでいるんだろう。
悪趣味め。

「・・・何ですか?」
「明日非番だろ?俺に付き合え。」
「え?明日は欲しいものを買いに・・・」
「・・・ロリコン、拉致。」
「はい!是非行きましょう!」

くそぅ、そのキーワードは断れない。
まぁこの上司のの前では私に拒否権なんてないんだけど。

「なら、9時に迎えにいくから待ってろ。」
「はい。あ、ちょっと!」

横から伸びてきた手によって私の今日の昼ごはんが持っていかれる。

「これは俺がありがたく頂く。」
「それ私の昼ごはん!」

お前はこれでも食ってろと紙袋をカップラーメンが置いていた所に置き、そのまま降谷さんは給湯室から出て行った。

残されたのは私と紙袋。
仕方なくガサガサと紙袋を漁れば出てくるのは美味しそうなサンドイッチが入っている。
ハムサンドにタマゴサンド、チキンサンドとバリエーション豊か。
しかもこれは手作りのようだ。

「・・・こっちの方がいいと思うんですけど。」

降谷さんは一体何処に向かっているのだろう・・・
上司のいく末に一抹の不安を覚えながら紙袋を握りしめた。









次の日の朝、何処にいくのかも知らされないまま降谷さんの車に乗り込み走ること1時間。
着いたぞと降り立った所。

「緑地公園?」

家族連れや野球を楽しんでいるグループを横目で見つつ降谷さんについていく。
しばらく歩いて目に見えてきたのかテニスコート。
クラブハウスに入っていくのを見て、動ける服を持ってこいと言われたのはこの事かと納得する。
受付後お互い着替えてコートに入る。
しかし一つ問題がある。

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月詠(プロフ) - レイさん» レイ様、御指摘ありがとうございます。修正しましたm(_ _)m (2019年8月11日 21時) (レス) id: b52fda04e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 上司とサーブその後2で降谷が降る谷になってますよ! (2019年8月10日 14時) (レス) id: 2a5165e334 (このIDを非表示/違反報告)
月詠(プロフ) - マイアミさん» マイアミさんありがとうございます!これからも気に入っていただけるように更新しますのでよろしくお願いします(^ ^) (2019年6月30日 21時) (レス) id: b52fda04e7 (このIDを非表示/違反報告)
マイアミ - 面白いです!トリプルフェイスで降谷さんが1番好きなので降谷さんメインは私的にすごく嬉しいです!話もコメディで私の好みにドンピシャでした!更新頑張ってください! (2019年6月29日 23時) (レス) id: 5a7eba5d7a (このIDを非表示/違反報告)
月詠(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!そういっていただけると励みになります^_^ (2019年6月14日 18時) (レス) id: 642c4e30ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月詠 | 作成日時:2019年6月7日 18時

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