腹黒少女と灰谷蘭

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まあなんやかんやいつも通り授業は進み放課後になりました。

「蘭って人結局来なかったね〜」

「灰谷兄弟ってとっても顔がいいらしいから見てみたかったよね」

「まあでも不良の人なんて学校来ないよね、残念！」

みんなまぁ口々に言うねそんなにイケメン拝みたいのか。
私は自分の顔が可愛いので他には別に興味無いな。ブスほど顔がいい人を好きになるよね身の程知らず的な(笑)

心の中でブツブツ吐きながら皆の話を聞きながら帰る準備をしていたらガラガラってドアが開く音が聞こえる。


「あれ？もう学校って終わった？」


黒髪に金髪の入ったサラサラヘアーのお下げ、綺麗な紫色の瞳、ハーフかなってくらい真っ白な雪のような肌、誰この人。みんな見惚れてんじゃん。声出てないよ大丈夫？

この人教室間違えたのかな、仕方がないから私がお話してあげよう。

キラキラぶりっ子スマイルで

『ここは2-1だよ〜！教室間違えたのかな？』


「いや、俺今日から学校に通うんだよね。行かなさすぎて間違えちゃったか〜〜」

あっこの人が灰谷蘭って人？確かに顔はいいね。分かる。ていうか皆挙動不審すぎてウケる。ちょっと蘭って人引いてんじゃん。

『そうなんだねっ！もう授業は終わったよ！あっプリント席に入ってるからよかったら持って帰ってね！』

私が気を利かせてやって渡したら蘭って人はニコニコして「ありがとう〜」って言いながら帰ってった。

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