天使と悪魔の契約は甘いお味【JW】 (ページ6)

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1話ページ6

Aside

いつもの様に、朝早く起きて洗濯を回している間にお弁当を作って、朝ごはんを食べて
ブラウスのアイロンがけをして
歯磨きして顔を洗って、髪を解く。
洗濯を干して
自分の部屋で制服に着替えて
リュックサックを持って

こんな感じの日常を送っている。
ここまでは、私も普通の女子高生に見えるかな？

私が通う関西国際高校。
大阪にある高校で、1番人気がある所。
設備も綺麗で充実してるし、部活も沢山ある。
私は、高校入学するタイミングで大阪に引っ越してきた。
両親が育った場所を見たいと思ったから。

「…」

関西国際高校正門前

後輩達「A先輩！おはようございます！」

「おはよう(ニコッ」

後輩達「キャーーー！！！///」

「？？？」

後輩1「A先輩今日も可愛ええ！！」

後輩2「天使やね！！」

そんな後輩達の会話を聞き流しながら、校舎の方へ向かう。

先輩1「Aちゃん！おはよう！今日、部活のピアノ弾く子が来れへんくて放課後お願い出来んかな？」

「大丈夫ですよ。場所は音楽室ですか？？」

先輩1「ほんま！？助かるわ！そう！音楽室！
ゆっくりで構わんから！Aちゃん放課後忙しいやろうし」

「お気遣いありがとうございます。なるべく早く行きますね(ニコッ」

先輩1「おん！待ってるで！！皆会いたがってるから！喜ぶわ！」

「クスッ)嬉しいです」

先輩と別れて、挨拶してくれるすれ違う人達に挨拶を返しながら教室に入った。

クラスメイトにも挨拶してやっと自分の席に座った。

「ふぅ……」

私の席は特等席で、窓側の一番後ろ。

？「なんで放課後予定入れるんだよ！」

「……仕方ないでしょ？今日は誰もお客様は来ないんだから問題ないはずよ？」

？「けど！ただでさえ、獲物を見つける時間がすくねぇのに！！部活入れられたら余計なくなるじゃねぇか！」

「契約違反は一切してないはずよ？それにこれ以上口挟むと、貴方が契約違反よ？レイル」

レイル「ちっ！分かったよ！！」

レイルは悪魔。
私と契約している。
レイルは契約している私にしか見えない。