陽だまりハウス【JW】Part3 (ページ4)

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21 夏休みページ4

Aside

数日後

特に何か大きなことがあったわけでもなく、月日は流れて行った。

あ、でも一つだけ。
流が悩んでたことがなくなったからか、いつも通りに元気になった。
流が海に行く前から様子がおかしかったのには流以外の全員が気づいてて、多分流は気づかれてるとは思ってなかったと思う。(淳太くんの見解)

そして今は終業式です。
明日から学生の全員が待ち望む

夏休みやで！(by望)

学園長の話がすごく長くて、ただでさえ暑い季節なのに全校生徒が集まっている今の状況はその何倍も暑いく、皆話を聞いていない。

私自身も学園長が何を言いたいのか大体分かるから、右から左へ左から右へ聞き流していく。
少し周りを見たら皆を見つけていった。

流は当たり前のように寝ていて、しげくんと智くんと淳太くんは話を聞いてるけど、照史くんと濵ちゃんは話を聞いてる感じはするけど多分聞いてないと思う。顔に出てる。
のんは1年生で私達2年の後ろだから見えない。

「(それにしても…皆と出会ってから4ヶ月か。早いな……)」

皆と出会ったのは3月の下旬頃。
あの時は少し肌寒さがあったけど今は暑い。
時間が経つのは早かった。
家出する前の私は時間が経つのが遅く感じて

いつになれば一日が終わるか。

いつになれば自由になれるのか。

いつになれば開放されるのか。

そればかり考えてて、正直つまらない人生だった。
けど、家出して皆と出会って皆と暮らし始めてからはそんな人生がガラッと変わった。

皆と色んなことをして。
皆が笑っていたら私も嬉しくて。

皆と出会わなければ体験できなかったことがたくさんある。

だから、時間が経つのが早かった。

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