・ (如月side) ページ11
如月side
同時刻
Aが置いていった材料を俺は眺めていた。
拓磨「………」
懐かしい。
Aが小さかった頃。美星姉と作ってくれた。俺が引っ越して以来見ることさえもなくなった。
Aと美星姉のオリジナル。
想い出のはちみつプリン
いつもAとこれを食べてはどんな想い出が浮かんできたか言い合ってた。
今思えば、少し子供すぎな遊びだったけどな。
でもそれをいつも美星姉は、にこにこして見守ってくれた。
拓磨「次にこれを食べたら、何が思い浮かぶんだろうな……俺たち」
もうこの場にいないAに聞くように言ってみる。
さてと、材料を冷蔵に入れないとどっかの誰かさんが怒るからな。入れとくとするか。
あいつらが起きないうちに。
カタカタっ
拓磨「…………」
カチャ
新「拓兄」
拓磨「……起きたか」
葵「おん。……何してるん?」
拓磨「調べもん」
新「………この人達誰なん?」
拓磨「Aと美星姉…いや、お前らの母さんの親だ」
葵「A姉とおかんの?」
新「じゃあ、俺と葵のじいちゃんとばあちゃんや!!」
拓磨「………あぁ。まぁ、そうだな」
葵「じいちゃんとばあちゃん、いつ会えるんかな〜……おかんもA姉も会わせてくれへんねん」
新「じいちゃんとばあちゃんは、遠くにおって会えへんって言うねんで?
けど、お年玉と誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントはくれんねん!届いてたって!」
葵「またくれるかなー?」
新「楽しみやな!!」
遠くにいる……か。
まぁ、ある意味正解だな。
拓磨「…明日A来るから早く寝ろよ。起きれなくなるぞ」
新「え!A姉来るん!?」
葵「それ早く言うてや!!行こ!新」
新「おん!ならどっちが先に部屋まで行けるか競走な!」
葵「えぇ!?新!待ってやー!!」
拓磨「クスッ)あいつら…Aのこと大好きすぎだろ」
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作者名:虹月 モカ太 | 作成日時:2019年2月25日 18時