JN彼氏Ver３ ページ43
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「何の用だよ？」
「いやーなんて言うか、ジンさんめちゃくちゃ怒ってるよな？」
「ごめんなさいジンさん！僕達反省してます！だから機嫌直して下さい」
「俺も、上手いフォローできなくてすいませんでした…」
三人が正座して僕に頭を下げている状態。
鳴り止まない呼び鈴の音に、僕はご立腹状態。
机の上にはお祝いの品が置いてあって
「僕がなんで不機嫌かわかる？」
「わかるって、俺達がジンさん結婚反対されて励ます会を発足してたからだろ？」
「そんな会今すぐお開きだ！」
僕の一喝に、三人はすいませんでしたとさっき以上に頭を下げた。
『ジンさん許してあげたらどうですか？』
「これを許していいの？僕は寸止めされたんだよ？」
「は…？寸止め…？」
つい口から出てしまった言葉に、何でもないと言っても後の祭り。
僕を見つめるテヒョンの目が怖い。
「まさかとは思うけどさぁ、Aの乱れた服とか髪型とか、ジンさんシようとしてた？」
「何のことか…、」
「とぼけんな！俺達のせいでジンさん落ち込んでるだろうなって思ってたのに、そう言うことする元気あるんだ？」
「なんか反省してた僕達があれだよね？」
「ですよね…」
形勢逆転…？
元々はテヒョン達のせいなのに。
逆に僕が責められてる？
「別にいいじゃないか！僕とAちゃんは夫婦なんだ！シて何が悪いのさ」
「まだ夫婦じゃないだろう？」
「時間の問題だよ！文句言われるならAちゃん、今から婚姻届出しに行こう」
『え、今からですか？』
「この時間役所開いてるか？」
「開いてないね…」
「開いてませんね…」
何回も言わなくてもわかってるよ！
三人同時攻撃とか、三倍ダメージもでかい。
『それ以上ジンさんいじめないの！』
「Aちゃん…！」
僕の一番の理解者であるAちゃんに抱きつく。
Aちゃんに注意された三人は黙るしかなくて
「でもなぁ…キム・Aになるのか…」
「はっ！？キム・Aって響き…いいね！！僕と同じ姓っていいよ！」
「俺もキムだけどな」
テヒョンの言葉に落ち込む僕に、『私はジンさんだけの奥さんですから』と柔らかい表情で言ってくれた。
僕も、Aちゃんだけの旦那だよ。
君を幸せにするって、言葉も添えて。
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2021年3月7日 21時
