33 JNside◆ ページ34
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ギシッと二人分の重みが加わって軋むベッド。
僕の気配に気づいたAちゃんが背を向けていた体を反転させた。
「髪乾かした？」
『ジンさんこそ…』
「僕、体は丈夫だから。それよりもAちゃんが風邪を引いたら心配」
半乾きの髪に僕がそっと手を伸ばすと、Aちゃんは緊張からか表情が固い。抱き寄せて背中を優しく摩ってわかった事は、無防備にもAちゃんが下着を付けていないということ。
白い布地から透けて見える肌。
丸みのある膨らみに、ツンと立った先端。
想像するな、って無理だ。
自分の胸に抱き寄せているから、布越しからでも形がわかる。
柔らかな感触が僕の脳内を、体を刺激する。
「キスしていい？」
Aちゃんの返事を聞く前に重ねた唇。
押し付けて、角度を変えて、開いてくれる唇を待つ。
『んっ…』
鼻から抜ける甘い声。
それだけで強引に事を押し進めてしまいそうで、抑えろと自分に言い聞かせる。
Aちゃんを怖がらせたくない。
時間をかけてゆっくりと彼女の心を解きほぐしていく。
髪を撫で、キスを繰り返しては、ボタンを一つ二つと外す。
次第に見えてくるAちゃんの綺麗な体。
『恥ずかしい…です…』
「どうして？すごく綺麗だよ」
『だって…見られるの初めてで…』
「Aちゃんの初めてが僕で嬉しいよ。心配しないで、僕に身を任せてくれればいいから」
チュッと音を立てて首筋にキスをすると、また甘い声がAちゃんの口から聞こえた。吐息は熱く、呼吸は荒い。僕を見つめる眼差しに、次に進んでもいい？と微笑む。
『…っ、ジン、さん…』
湿った舌先でAちゃんの胸の先端を舐め、口に含む。強く吸い付くと、彼女の白い肌に赤い跡。片方の胸にも同じように、僕だけの印。
羞恥に耐えるAちゃんがシーツを掴み、足をもじもじと動かし始めた。
「全部脱がしてもいいよね？」
パジャマのズボンに手をかける僕の手をAちゃんが止めた。
首を振って嫌だと拒む。
「今日はここまでにする？」
『違う…んです…』
「違う？」
『嫌ではなくて…私…なんか体がヘンになってて……それで、』
体の変化に戸惑うAちゃんを抱き寄せ耳元で囁く。
「ヘンなんかじゃないよ。僕が触れて、感じてる証拠だから」
Aちゃんだけじゃない。
体の変化なら、僕にだって起きてる。
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2021年3月7日 21時
