異世界26 ページ27
そこから数日が経ち、ギルドランクが上がった
ギルドの依頼は色々あるようで、魔獣討伐・採取・調査…
変わったところだと子守りなんてのもあった
で、今日も引き受ける依頼書を四人で探しているのだが…
罪歌「？北の廃墟…討伐対象はメガスライム？」
スライムってやっぱ何処にでも居るのか…
罪歌「なぁ、これ…」
エルゼ・リンゼ「駄目」
ユニゾンで拒否ですか…
あれか？スライム特有の能力ってあったりするのか？
エルゼ「あいつらって服とか溶かしてくるのよ？絶対に嫌」
罪歌「あぁ〜…」
エルゼ「それよりこれは？
王都への手紙配送。交通費支給。
報酬は銀貨9枚。どうかしら？」
冬夜「銀貨9枚か…三人で割れないな」
エルゼ「別に残りは皆で何かに使えばいいじゃない」
エルゼの指定した依頼書を確認してみる
依頼主はザナック・ゼンフィールド…あれ？
これってあのザナックさんか？
住所を確認してみるが、住所からしてザナックさんだな
冬夜「王都ってここからどれぐらいかかる？」
エルゼ「ん〜、馬車で五日くらい？」
結構移動日数あるな…
＜ゲート＞が使えたら一瞬で便利だな
罪歌「うん、じゃあこの依頼受けよう。
この依頼人、私達知ってる人なんだ」
エルゼ「そうなの？じゃあ決まりね」
エルゼが依頼書を引っぺがし、受付に持って行った
受付を済ましたエルゼが言うには、
細かい依頼内容は直接依頼人に聞くように…とのことだ
早速会いに行くことにした
ザナック「やあ、久しぶりだね。元気だったかい？(微笑」
罪歌「その節はお世話になりました(微笑」
店に入ってすぐにザナックさんは私達に気付き、声をかけてくれた
ギルドの依頼で来たことを告げると、奥の部屋へと通してくれた
ザナック「仕事内容はこの手紙を王都にいる
ソードレック子爵へ届けること…私の名前を出せば分かるはずだ。
子爵からの返事も貰って来て欲しい」
罪歌「急ぎの手紙ですか？」
ザナック「急ぎではないが、あまりゆっくりされても困るかな」
罪歌「了解しました」
ザナック「こっちが交通費だよ。
少し多めに入れといたから、余っても返さなくていい。
王都見物でもしなさい」
冬夜「ありがとうございます(ニコッ」
手紙と交通費を受け取って店を出ると、さっそく旅の支度に取り掛かる
それぞれの準備が一時間で万全になり、王都へ向けて出発した
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作者名：神城イサナ | 作成日時：2018年12月21日 23時
