異世界はチートとともに。【イセスマ】 (ページ25)

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異世界24 ページ25

私達が食堂に戻るとミカさんと、見慣れない女の人がいた
二人の前にはそれぞれ料理が置いてあり、
ナイフで切ってフォークで食べながら難しい顔をしている
ミカさんが顔を上げて私達に気づくと、声をかけてきた

ミカ「ああ、丁度良かった」

罪歌「どうしたんですか？」

ミカ「この子はアエルって言ってね、
　街で「パレント」って喫茶店をやってるんだけど…」

罪歌「ああ、昨日行きました。
　いい雰囲気のお店ですよね」

落ち着く雰囲気で好みの喫茶店だったな

ミカ「その店で新メニューを出そうかと考えているんだけど、
　あんたたちにも聞いてみたいと思ってさ。
　別な国の人なら、なにか珍しいメニューを知ってるかもと思ってね。」

アエル「なにかいい料理があれば教えて欲しいんです」

アエルさんはそう言って頭を下げた
私達は顔を見合わせて小さく頷く

罪歌「私達で良ければ」

冬夜「どんなものを出したいと思ってるんですか？」

アエル「そうですね…やっぱり軽く食べれるもの、ですかね。
　デザートというか、女性受けするものならさらにいいんですが…」

冬夜「女の人が喜びそうなもの、かぁ…
　クレープとか、アイスぐらいしか浮かばないけど…」

罪歌「その二つでも良いんじゃないか？
　私からはティラミスとかアップルパイかな…
　現在進行形で食べたいものとしてはその二つですね」

冬夜「食べたいもので選んだの？(苦笑
　というか、ほろ苦い系と甘いもの極端だね；」

罪歌「食べたいものは食べたいんだよ」

デザートはいくら食べても満足しなきゃ足りないのさ

アエル「えっと…冬夜さんの言っていたアイスとは氷ですか？」

冬夜「いや、そっちじゃなくて。アイスクリームの方」

アエル「アイスクリーム？」

罪歌(もしかしなくても、異世界だから料理の共通がない部分はあるよな…)
　「さっきの4種類、私は作り方知っていますが…
　お教えしましょうか？」

アエル「いいんですか！？(キラキラ」

罪歌「一応作り方は知っていますから(微笑
　冬夜、あれ貸してくれ。一種類ずつにしても同時に作るからな」

冬夜「あ、了解了解」

私達はスマホを取り出す

冬夜「検索は？」

罪歌「私がクレープの作り方、冬夜はアイスクリームの作り方で頼む」

冬夜「分かった」

クレープの作り方を検索する
お、作り方が分かりやすいの見つけた