マスター24 ページ25
罪歌「あれは私の能力によるものです。
固有能力なので、その一部を使った…という所ですね」
ロマニ「固有能力？」
罪歌「はい」
ロマニ「魔術…じゃないよね？
魔眼みたいな感じなのかい？」
罪歌「魔眼…とは別だと思います。
一応魔眼も固有能力で使えるので」
マシュ「ですが、魔眼というのは魔術をかける類と
先天的なものがありますが…」
罪歌「“眼”が魔眼というものに変化するならば、
それも固有能力で使えますよ？
たとえ先天的なものでも」
フォウ「フォーウ…(スリスリ」
罪歌「フォウ……制御は出来てるので大丈夫ですよ(微笑＋ナデナデ」
フォウ「フォウ…」
マシュ「そもそも、固有能力はどうやって発現したんですか？」
罪歌「……そういえば、どうやって発現を？」
マシュ「自覚なしだったんですか！？
使い方を知ってるんですよね！？；」
罪歌「知ってるのは知ってますよ？
けど……どうやって発現して力にしたのかと聞かれると…」
ロマニ「無自覚、というわけだね…
どんな力を持ってるかは把握してるのかい？」
罪歌「あ、はい……固有能力は“契約”なので、
種類的には……魔術、魔法、魔法に最も近い魔術、異能力、
少人数に備わる能力、スキル、格闘技、あとh
(マシュ「も、もう結構です！；」？そうですか？」
ロマニ「気になるのが多いけど、魔法も使えるのか…
魔術協会が知ったら封印指定されてしまうな…
固有能力を使う条件とかあるかい？」
罪歌「肉眼、映像、情報、イラスト等の媒介で見聞きすることで、
力が使えるようになります」
ロマニ「サーヴァントと戦うには能力が絶対必須なわけだね？」
罪歌「一応…」
ロマニ「では次だ……キミは何故“異端者”と自他共に称しているんだい？」
罪歌「それに関しては、真実が教えられないのですよ。
私がそう称しているだけですからね」
ロマニ「なら、異端者と呼ばなくてもいいんじゃないのかい？」
罪歌「いえ、それは無理ですね。
私が“異端者”であることは事実なんですよ。
けれど、その真実の一部しか私は知らなくて、全ては知らないのです」
マシュ「では、その一部を教えてくれませんか？」
罪歌「分かりました。
私が“異端者”である理由…
「人間でありながら存在に愛される人間だから」だそうです」
信じられるかどうか…ですよね
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作者名：神城イサナ | 作成日時：2018年12月19日 5時
