マスター16 ページ17
オルガマリー「な、なに…!?
やだ……私、まだ誰にも褒められてない…!
誰も、私を認めてくれていないじゃない……!
レフ、やめて!!こんなの嫌よ!!」
ある程度近づいた距離で…
レフ「…?」
レフ・ライノールの顔に疑問的な顔が浮かんだ
それもそうだろう
オルガマリー所長の動きが止まったのだから
グイッ
オルガマリー「きゃあっ!」
スタッ
レフ「……なんのつもりだい?」
罪歌「お前が何を目的にこんな事をしたのかは分からない。
けれど、努力を認めてほしいという願いを踏み躙ってまで
オルガマリー所長を殺したいのか!?」
オルガマリー所長「!罪歌…」
マシュ「マスター…」
レフ「……やはり、キミはそちら側というわけか…
ならば、対峙するということか?」
罪歌「本当ならば、お前の目的とその理由を聞くべきだろうな…
だが、これだけは言える……
世界を巻き込んで行う目的など、あってはならない!!」
レフ「………」
罪歌「お前がこれから行うであろう行いは、私が止める。
未来を取り戻すまで……
いや…取り戻して尚、生きる道を歩む為にそちら側と戦う!」
レフ「……それが、キミの意思だと?」
罪歌「あぁ」
レフ「……ならば、私はキミと戦おうじゃないか!
私はレフ・ライノール・フラウロス…
キミ達の敵となる者だよ(ニヤッ」
罪歌「フラウロス…」
レフ「では暫しの別れだ。
次に会う時を楽しみにしているよ。
キミもいずれ会おう、七宮罪歌。
“契約”の力を持つ“異端者”よ」
フワッ シュンッ
罪歌「………」
オルガマリー「レフ……」
マシュ「マスター!所長!(タタタッ」
フォウ「フォウ!」
罪歌「……所長…」
オルガマリー「嘘、よね…?
ねぇ、何かの間違いよね!
そうでしょ!?」
罪歌「……今の貴女に酷なことを言いますが…
あれが現実です…
レフ・ライノール…
その次にフラウロスの名で名乗ったあの男は、
ソロモン72柱の魔神の1柱で、序列64番の大公爵…
あれがあの男の本性と見ていいでしょう…」
オルガマリー「そんなの嘘よ!
だって、レフはあんなに優しかったのよ!?
そんな彼があんな酷い事言うわけないわ!!」
罪歌「………」
オルガマリー「だからお願い、嘘だって言って!
全部夢だって!お願いだから!!」
マシュ「っ……」
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作者名:神城イサナ | 作成日時:2018年12月19日 5時