マスター15 ページ16
オルガマリー「罪歌…貴女、レフと知り合いなの？」
罪歌「私にとっては初対面です。
ですが、あちらは私を知っているようですね。
と言っても、お互い初対面という形ではありますが」
レフ「何故キミが此処に居るのかな？」
罪歌「それはこちらのセリフですよ。
私を知っているなら、そのフルネームは？」
レフ「レフ・ライノールですよ」
罪歌「レフ・ライノール…」
オルガマリー「レフ！貴方も無事だったのね！？
私、もう頭がいっぱいで苦しかった！
でも、貴方が居るならなんとかなるわよね！？」
レフ「あぁオルガ、私は無事だったとも。
本当にキミ達は……余計なことをしてくれたよ」
オルガマリー「え…？」
レフ「オルガ、キミが生きているとは思わなかったよ。
いや？生きているとは言わないか…
既にキミは死んでいるようだね」
罪歌「……その発言からして、貴方が爆発を起こしたのですか？」
レフ「そうだ。オルガの足元に爆弾を仕掛けて爆破したのに、
オルガマリーは此処に居る。
レイシフトの適正がないにも関わらずだ。
その理由は、キミなら分かるだろう？」
罪歌「私もさっき理解しましたよ……
所長は……爆破に巻き込まれて死んでいるのですね？」
オルガマリー・マシュ・ロマニ「っ！？」
レフ「その通り。肉体という枷がある限りレイシフトは出来ない。
つまり、死んで肉体から魂が抜けてしまえばレイシフトという形で
巻き込まれたというわけだよ！」
オルガマリー「うそ……」
罪歌「………」
彼女はあの男を信じていたのか…
それをあいつは裏切った…
それも、爆弾を足元に置いて爆破しただと…？
罪歌「ギリッ)それで、お前はこれから何をする気なんだ？
まさか、特異点が解決したことを喜ぶわけじゃないだろう？
マスター候補や職員から多数の死傷者、
そして所長を殺しておいて何もしない訳じゃあるまい？」
キュイン ヒュッ スゥウウッ
レフ「ニヤッ)これを見てくれるかな？」
パチン
レフ・ライノールが指を鳴らして、空間から現れたのは…
オルガマリー「カルデアス…？
そんな…嘘……あれはただの虚像でしょ、レフ！？」
レフ「本物だよ。
聖杯はこの程度のこと等造作もないのさ。
さぁ、アニムスフィアの末裔…
これがお前達の愚行の末路だ(バッ」
所長の身体が光り、カルデアスに近づいて行く
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作者名：神城イサナ | 作成日時：2018年12月19日 5時
