白と黒33 ページ34
コンコン ガチャ
サクヒ「失礼します」
久作「し、失礼します…」
乱歩「あ、おかえり〜」
福沢「その少年がそうか」
サクヒ「弟の久作です」
久作「ゆ、夢野久作…」
福沢「福沢諭吉だ」
乱歩「僕は名探偵の江戸川乱歩だよ!
事務員ならある程度は危険がないから安心してくれて良いよ!」
久作「う、うん…(コクッ」
サクヒ「大丈夫ですよ。
君はもう自由の身…孤独ではないのです(ギュッ」
久作(コクンッ
乱歩「で、ポートマフィアはどうなったの?」
サクヒ「この子が此処に居る、という事はあちらは大打撃を受けた…
と見て、間違いないかと思いますよ?
ポートマフィアは大打撃を受けて、
反撃に出られる状況ではないでしょう。
万全な状態に戻るには時間も掛かります…
負傷者がかなり居るでしょうからね」
福沢「死傷者ではないのか?」
サクヒ「殺しは禁止と指示していましたからね。
あとはポートマフィアが万全な状態に戻るタイムリミット及び、
復讐という名の反撃が来るまでのタイムリミットの誤差は…
大まかに考えて5日分くらいは空いているかと」
福沢「ふむ……サクヒが社員だとバレていなければ、
対策は考えられるが…」
サクヒ「恐れながら、それは無理だと思います。
私の異能で自分の組織が大きな痛手を受けた…
となれば、マフィア特有の情報収集手段で探るでしょう」
乱歩「つまり、此処に乗り込んでくる可能性も大いにある」
サクヒ「はい……申し訳ありません。
ご迷惑をお掛けします」
頭を深く下げて謝罪する
福沢「謝らなくとも良い。
久作、サクヒを支えてやってくれ。
この少女は色々と無茶をやらかすだろうからな」
久作「分かった(コクッ
サク姉は僕が守る!」
乱歩「頼もしいね〜」
サクヒ「ポートマフィアとのトラブルがあれば、
どなたかに相談として報告します」
福沢「私の所にも来い。
お前も大切な社員なのだからな」
サクヒ「!はい…ありがとうございます(微笑」
福沢「久作(手招き」
久作「?(近づく」
ナデナデ
久作「!福沢さん?社長?」
福沢「好きに呼んで良い…サクヒを頼んだぞ。
お前も大切な社員なのだから」
久作「!っ…うん!(笑顔」
乱歩「社長、僕も撫でて〜」
福沢「こっち来い」
乱歩「わーい♪」
サクヒ「クスクス♪」
微笑ましい光景ですね♪
33人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神城イサナ | 作成日時:2019年1月22日 6時