有と無3 ページ4
マシュ「先に何処へ案内しましょうか…
自室になる居住区画へ向かいますか?」
立香「そうしよっか。
縁ちゃんの事は、あとで聞くから先に案内するね?(ニコッ」
縁(コクッ
縁は相変わらず言葉を発さない
何かあるとは理解しているが、このままでは意思疎通が出来ないと
困る部分もあると考えが出てきているようだ
立香「縁ちゃんの部屋はたしか…」
マシュ「イリヤさんの右隣の部屋ですね」
立香「個性的な人達だけど、きっと縁ちゃんも仲良くなれるよ♪」
縁「………」
縁の部屋に着き、入ろうとした瞬間に
ハイ・サーヴァントのイリヤ…シトナイが部屋から出てきた
シトナイ「あれ?マスターにマシュ?」
マシュ「あ、イリヤさん。丁度良かった(ニコッ」
シトナイ「?その子は誰?新しいサーヴァント?」
立香「うん。さっき呼び出した子なんだけど…
この子の部屋に入ろうか。
イリヤの右隣だからさ」
シトナイ「分かったわ」
シュンッ
縁は立香によってベッドに座らされた
シトナイ「この子、訳ありのサーヴァントよね?」
立香「うん……さっき呼び出したってことは言ったよね?
何故か言葉を発さないし、名前もないって言うんだよね…」
シトナイ「名前がないの?」
マシュ「そのようです…
なので、先輩の命名で「縁」と名付けられました」
シトナイ「へぇ…縁って言うのね。
私はアルターエゴのシトナイよ。
でも、元は人間だからイリヤって呼んでね(ニコッ」
縁(コクッ
シトナイ「……本当に言葉を発さないのね…
言葉が分からないわけではないようだけど…」
マシュ「それはもしや、言葉を理解しているけれど話すことは出来ない…
ということですか?」
シトナイ「恐らくね…」
立香「縁ちゃん。言葉を覚えたら話せる?」
縁(コクッ
縁は返事として頷いた
立香「じゃあ言葉を覚えてもらって、会話出来るようにはならないとね」
シトナイ「やる事が決まったのはいいけれど、
縁って本当にサーヴァントなの?」
立香「?どういう意味?」
シトナイ「このカルデアに召喚されたなら、
たしかにサーヴァントでしょうけど…
でも、それにしてはおかしいわ…
魔力の強さは何人か感じることあるけれど、
ここまで強い魔力は感じたことがないわ」
シトナイが緊張した顔でそう言った
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作者名:神城イサナ | 作成日時:2018年12月11日 16時