兄妹11 ページ12
太宰さんの家に到着して、玄関の扉を開けてくれました
太宰「ただいま〜」
久遠「お邪魔します」
太宰「違うでしょ、久遠ちゃん？」
久遠「ぁ……た、ただいまです…！」
太宰「うん♪おかえり(ニコッ」
「ただいま」と「おかえり」
その言葉が心を温かくするのです
ちなみに、服は明日買う事になりました
家まではおんぶでした
太宰さんのコートに血は付いてませんよ？
乾かしましたから！
久遠「太宰さん、何が食べたいですか？」
太宰「ん〜…なんでも！」
久遠「じゃあボクが勝手に作っちゃいますよ？」
太宰「はーい♪」
エプロンはないようなので、
ワンピースのまま料理をすることになりました
とりあえず、冷蔵庫見ないと…
ガチャ
冷蔵庫を開けると、食材は揃っていました
足らない分はなさそうですね
数日分作ったら買い出し行かないと…
久遠「えーっと……む」
冷蔵庫の上の段が届かない…
仕方ないです…バレてないみたいですし…
久遠「＜飛べ＞」
空を飛ぶ力を加減して、上の段の食材を取る
キッチン台に置いて行き、野菜室等からも取り出して料理開始
久遠「まずご飯っと…」
ご飯を炊いて、次におかず
今回は簡単に作りたいので豚の生姜焼きを作りました
ポテトサラダでも作りますかね…
簡単ですが、ボリュームは…それなり？
少なくとも、オレはこれでお腹いっぱいですが…
夕食が完成して、食卓に運びました
何故か太宰さんは床で寝転がっていますが…
久遠「ハァ…太宰さん、起きて下さい。
晩ご飯出来ましたよ？(ユサユサ」
太宰「ん〜……あと30分〜」
久遠「それ絶対起きないやつですよね？
どうしましょうか…」
考えるに考えて、ある事を思いついた
久遠「太宰さんって、イケボなんだからそれを使えば…(ニヤリ」
ハルナさんが描いていた漫画のような内容にすれば…
少し可哀想な気もしますが、起きない方が悪いです！
久遠「夢の内容は……太宰さんの声とそっくりなキャラを構築して…
ちょっとアレな感じの夢に…」
太宰さんの額に手を当てて夢を送る
すると、夢を見始めたのか顔色が悪くなっていく
太宰「うーん…私の声で、やめたまえ…(魘」
久遠「これで起きないって…もしかして耐性あり？」←
もう少し過激にしなきゃ駄目かなぁ…
強く念じた瞬間、そのイメージが行き過ぎて…
太宰「うわぁああああああ！？(ガバッ」
顔を真っ青にしながら太宰さんは起き上がった
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作者名：神城イサナ | 作成日時：2018年10月28日 18時
