転生者・異世界・王権者7 ページ9
熾月「貴方の持つ「赤の王」の力は、ただ壊すだけじゃない。
その炎は自分次第で、守るべき力にもなるんですよ?(微笑」
尊/草薙「!」
熾月「――それでは、また会いに来ますね(お辞儀」
カランカラン
バーHOMRAを出て、ダッシュでセプター4の屯所に向かった
セプター4の室長は、第四王権者「青の王」宗像礼司
「青の王」は「秩序」の象徴
「赤の王」は「暴力」の象徴
熾月(…クラン同士が居合わせて睨み合い、結果的にドンパチする筈だな)
王同士は完全に不仲ではなく、
互いに認めている面のある友人らしいけど…
とりあえず、周防尊はなんとかなった
あとは宗像礼司だ
……周防尊や宗像礼司に直接の恨みはないが、
あの二人の要素は傷口を抉られる感覚がある
周防尊は――北欧神話に登場する「炎の巨人王スルト」
宗像礼司は――我が怨敵。我が憎悪。我が運命。「ゲーティア」
力による暴走を止め、共に在る同士を集める意味では“彼”か
熾月(別人――別存在だと理解してるのに……)
…いや、姿まで重なって見えないだけマシだろう
彼らと戦った私自身が、あの世界での出来事を「否定」してはならない
結末はどうであれ、『私』が心に刻んだ出来事なのだから―――
セプター4の屯所が見えてきたが、入っていきなり警戒されたくないな…
そりゃ、力を隠してたことや強さ的には警戒したくなるだろうけど…
【力の強さ=危険視】って法則は全部該当するようなものなのに…
……まぁいいか
松に頼んでいた屯所内のマップを送ってもらい、指示通りに歩いていく
熾月「…この場で呼んだら混乱させてしまうか」
仕方ない……覚悟を決めよう
ガチャッ
秋山「…!熾月……」
熾月「どーも。挨拶が終わったからこっちに来た(ペコッ」
秋山「そうか……」
…何度も経験してるせいか、感覚が麻痺してマズいかもな
熾月「…その様子だと倒れそうだが、どうするんだ?」
弁財「……一緒に聞こう」
秋山「さっき決断したんだけどな(苦笑」
熾月「…頼むから無理しないでくれよ?
看病くらいなら出来るけどさ…」
秋山「アハハww久々に看病されたくはあるな(笑」
熾月「安心しろ。無茶してると分かった瞬間、氷水を叩きつけてやる」←
弁財「風邪引かせてどうするんだ…;」
熾月「あなた方の性格を把握してこそです。
それはともかく、セプター4のNo.3さんはどうします?」
伏見「…行くしかねぇだろ」
…だらけたハイドみたいだな
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作者名:テナ | 作成日時:2019年12月6日 13時