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転生者・異世界・王権者10 ページ12

宗像「監視下に置くという意味では構いません。
  話を聞く限り、異能抑制の器具や拘束は意味がないのでしょう?」

熾月「簡単に壊れますからね…だからって制限は受けたくないです。
  これでも制限を設けて大人しい方なんですから」

宗像「…吠舞羅と似てるようですが、同類ではない…と?」

熾月「一応そうなりますかね?気ままに過ごすだけですし、
  もしなんらかの事情で必要ならば、一応協力します(微笑」

一応「は」ね……?
まぁこの男なら、察した上での返答なのは分かっているがな

宗像「………」

世理「室長……」

宗像「…いいでしょう。貴女程のジョーカーは強力ですからね」

熾月「破滅しない程度の使い方を推奨しますよ。
  第四王権者「青の王」宗像礼司さん?(微笑」

宗像「切り札の使い方は人それぞれですし、良い付き合いを望みます。
  第七王権者「無色の王」秋山熾月さん?(微笑」

熾月/宗像(あなたが思い通りに動けば…だけどな/ですけどね)

ニコニコと笑顔を浮かべて挨拶を交わし、
「監視からいなくなることもある」事前の知らせも済ませて―――

秋山「熾月?タンマツ取り出してどうした?」

熾月「…そろそろキツいから呼ぶ(送信」

世理「呼ぶ…?」

私はバーHOMRAで連絡した双子の兄―――桜満集を呼ぶことにした

フォン

集「熾月!」

伏見「!」

熾月「悪いな……やっぱダメージ来るわ(苦笑」

集「だから言ったのに……」

どうしても必要なことだった

―――それが解ってるからこそ、私は最前線に立ち続ける

集「とりあえず自己紹介しますね?
  僕は桜満集―――熾月の知人です(ペコッ」

熾月「挨拶も終えましたので、私達は失礼します(お辞儀」

流石に話の延長はマズいので、区切って執務室を出た

熾月「あぁー、我ながら頑張った;」

集「無理したの間違いでしょ…」

熾月「ぅ……限界よりは前だっただろう?」

集「正しくは状態を壊す前、だけどね…今回は半分にしてあげる」

熾月「!アップルパイが食べれる♪」

デザートを没収される事態は回避出来てよかった…!

伏見(十束さんに声似すぎだろ…)

秋山(あんなに感情を出す熾月を見たのは初めてだ…)

熾月「ところで、兄さんはちゃんと手紙を読んでくれよ?
  もう連絡出来ないんだからな?」

秋山「分かった……だが、俺達と暮らすのか?」

熾月「見知らぬ所で暮らすよりはマシだろう?」

弁財「それはそうだが……」

…何かあるのか?

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作品ジャンル:アニメ
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作者名:テナ | 作成日時:2019年12月6日 13時

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