縁と絆33 ページ35
回って来た事務仕事を再開して、
仕事内容を頭に叩き込んで頑張って慣れた
敦「そういえば、クウネルさんって外国の人なんだね」
煉架「…外見で騙されちゃ駄目ですよ？」
潤一郎「なんで外見の話になったの？(苦笑」
煉架「よくあるじゃないですか。
見た目で判断して実際には違った現実って」
潤一郎「否、確かにあるけど……」
煉架「あの人は代表例と言っても過言ではないのですよ。
また会う事があれば分かると思います…現実逃避したいけど」
鏡花「クウネルさんのこと、嫌いなの？」
煉架「いえ、好きですよ？
基本的には、ですけどね……(遠い目」
あの悪ふざけを好んだ変態性さえ目立たなければ、だけど…；
与謝野「遠い目になってるから帰って来なｗｗ」
煉架「はーい」
ダダダッ バンッ
国木田「緊急事態だ！」
ナオミ「！どうかしましたの？」
国木田「たった今、ポートマフィアから社長に連絡が入った。
嘘かどうかは分からんが、互いの敵が厄介事を起こすとな…」
敦「互いの敵…？」
乱歩「つまり、その敵を壊滅させる為に密会しようって事だろう？」
国木田「はい……(苦い顔」
煉架(ポートマフィアとの邂逅、か……予定が狂うにも程がある)
こっちにとっては大迷惑な話だが、事実だとすれば動かざるを得ない
たとえ私達が此処から去る事になろうとも……
煉架「今から来いって事なんですか？」
国木田「否、明日が密会の予定だ。場所は前と同じだがな…」
煉架「前？」
太宰「前に武装探偵社とポートマフィアが、休戦協定を結んだ事があってね…
あの時はヨコハマの危機があったのだよ」
煉架「ヨコハマの危機だから、余程の事態として共闘すると…
福沢さんの護衛には誰が行くのですか？」
潤一郎「少なくとも、煉架ちゃんは駄目なんじゃ……」
国木田「俺もそれは思ったが、
前みたいにトップ同士が刃を交えるだけで済むとは限らん。
煉架も社員である以上、ポートマフィアとの衝突は免れない」
煉架「護衛として同行せよ…という事ですか」
国木田「嗚呼…」
煉架「…フード被っちゃ駄目ですかね？」
国木田「いずれバレたら同じだ。止めておけ」
煉架「了解です……具体的な内容も明日なんですよね？」
国木田「そうらしいな…事実なら、だが」
一戦交えるとなったら事態が拗れる…
敵対者である以上は私も参戦する事になる故に、指摘をされたら…
いっそ派手に動くか
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作者名：テナ | 作成日時：2019年5月24日 0時
